全長5m超えの「トヨタ巨大ミニバン・シエナ」現る! 期間限定で無料乗車可能! お台場周辺を自動でドライブ!? 乗った印象は?

日本ではレア!? トヨタ「シエナ」に乗った印象は? 自動運転ってどんな感じ?

 そんな自動運転で走る日本未発売のシエナに試乗した印象はどうだったのでしょうか。

 今回は、国際展示場駅から東京テレポート駅の区間に乗ります。

 なお自動運転技術を用いた移動サービスといっても、今回はアクセル・ブレーキ操作およびハンドル操作の両方が部分的に自動化された状態を指す「運転の自動化レベル2」というものです。

 そのため現状では、万が一を想定してセーフティドライバーが運転席に乗り込んでいます。

 今回用いられた車両と従来のシエナで違うのは、前述のように至るところにセンシングデバイスとしてLiDAR、カメラ、レーダー、GNSSなどを搭載。さらに公募により描かれた可愛らしい絵柄がラッピングされている部分です。

 そしていざ後席に乗り込みますが、助手席には各センシングデバイスを制御する機械らしきものがあり座れません。

 またセンターコンソールや2列目天井にモニターが設置されており、センターコンソールのモニターではセーフティドライバーが乗降の設定を行います。

 2列目天井のモニターでは、センシングしている状況がリアルタイムで分かるほか、手動運転・自動運転の切り替え表示もされます。

 そしていざ、走り出しますが、想定していない路上駐車などがある場合には安全のためにセーフティドライバーがハンドルを握り、出発直後はほぼ手動運転でした。

 また自動運転になった後も横断歩道のある大きな交差点の右折などでは、アクセルとブレーキの切り替え制御がギクシャクするなどまだまだ改善が必要な場面も。

 ただし、すでに一般利用前には車両制御に関するチューニングを行い、ブレーキ部分の改良を伴うソフトウェアアップデートが行われていたようで、さらなる進化が求められるかもしれません。

 その後、下り坂ではうまい具合に減速をするなどアクセルワークの制御は上手に行っていました。

 なお当初の自動運転は時速40kmを制限としていると言い、今後の実証次第では速度の見直しも検討されるようです。

 場面は複数車線がある道にかわり、1番左の車線に路上駐車があるとその度にセーフティドライバーがハンドルを握って車線変更をします。

 さらにはある程度の速度から減速して交差点を左折する際にも、曲がった先に路上駐車がいるためセーフティドライバーがハンドルを握るなど、国際展示場駅から東京テレポート駅という短い区間の間でも多くの場面でセーフティドライバーが介入しており、手動運転と自動運転のギクシャク感が出ている印象を受けました。

乗車中は天井に備え付けられたモニターで周囲のセンシング状態や手動・自動に切り替わりを知ることができる
乗車中は天井に備え付けられたモニターで周囲のセンシング状態や手動・自動に切り替わりを知ることができる

 なお今回のようなセーフティドライバーが介入した場面であっても現状のシステムとしては自動運転で対処は可能だと言います。

 しかしながら、日本の公道において安全を担保する限りは、ある程度の領域でセーフティドライバーが介入しなれければならないのが現状なようです。

 なお今回の実証結果によって、今後は無人運転での運用を検討するとしていると言います。

※ ※ ※

 今回の自動運転は、あくまでもアクセル・ブレーキ操作およびハンドル操作の両方が、部分的に自動化された状態です。

 そのため前述の人が介入する場面が多いことや、ギクシャク感があるのは、ある程度はしょうがない部分もあります。

 それでもすでに市販車に搭載されている最新のACCや、レクサス「LS」やホンダ「レジェンド」のレベル3などのほうが滑らかな制御を行っていることも。

 さらに、すでに海外や国内の一部実証実験では、セーフティドライバーが介入しないでも問題なく自動運転を行っているケースもあります。

 しかし日本の公道においては、当たり前ですが「安全第一」が最優先ということもあり、交通量が多い都市部で中々難しい面があるもの事実です。

 そうしたなかで今回のMONET Technologiesでは「一般利用者を乗せる」という次のステップに進んだことは良い面かもしれません。

 今後、これらの実証実験が行政や医療など様々なMaaSに活かされることを期待したいところです。

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