「ゴールド免許」何がスゴイ? 面倒な「更新手続き」まで“楽チン”ってマジ!? ふつうの「ブルー免許」との大きな「格差」とは
一定の期間に無事故・無違反となった優良ドライバーのみが取得できる「SDカード」というものが存在します。取得するとさまざまな特典を受けることが可能ですが、いったいどのようなカードなのでしょうか。
「知らなかった!」ゴールド免許は大いに優遇されていた
警察庁が公表した「運転免許統計 令和5年版」によると、2023年中に免許更新時講習受講者数の合計は1420万3769人で、そのうち「優良運転者講習」を受講したのは893万8904人とのことでした。約6割が「ゴールド免許」保持者となっていました。
ゴールド免許とは、正しくは「優良運転者免許証」という、「運転免許を5年以上継続して保有」している人が、「誕生日の41日前から過去5年間無事故・無違反」でかつ「重大違反教唆幇助、道路外致死傷がない」人に交付される運転免許証のことをいいます。
さてそのゴールド免許を得ることで、“優良運転者”にはどのようなメリットが得られるのでしょうか。
運転免許証は、有効期間を示す部分の背景色が「グリーン」「ブルー」「ゴールド」の3種類があり、優良運転者はゴールドとなることから「ゴールド免許」の通称名が広まりました。
なお、グリーン免許は運転免許を取得して最初に交付される免許証のこと。
ブルー免許は運転免許取得後、初めての免許更新時に交付される場合と、2回目以降の運転免許更新までに違反もしくは事故を起こし、ゴールド免許の交付条件に満たなくなった場合に交付されるものです。
そしてゴールド免許保有者には、実にさまざまなメリット”特権”があり優遇を受けることができます。
その最大の恩恵は、「免許更新時の手間」です。
ブルー免許の更新は、「一般運転者講習」と「違反運転者講習」の2パターンに分かれます。
警視庁は一般運転者講習の対象者について、ウェブサイト上で次のように紹介しています。
「免許継続期間5年以上で、基準日前5年間に軽微な違反(事故)行為1回、かつ重大違反教唆幇助・道路外致死傷をしたことがない方(高齢者講習該当者を除く)」
一方違反運転者講習は、「基準日前5年間に違反事故など(軽微違反行為1回のみの場合を除く)がある方(高齢者講習該当者を除く)」が対象だとしています。
免許更新手続き・更新を受ける場所も、一般運転者講習と違反運転者講習とで分かれることが多くなっています。
都道府県によって差異はありますが、東京都の場合の一般運転者講習は、「運転免許試験場(府中・鮫洲・江東)」かもしくは指定された「運転免許更新センター」で所定の講習を受け、免許更新手続きを行います。
また違反運転者講習は、更新手続きできる場所がさらに限定され、運転免許試験場(府中・鮫洲・江東)のみとなります。
なおほとんどの都道府県で、更新手続きができる場所は講習区分によって”ヒエラルキー”が存在しています
さらに講習時間も区別され、一般運転者講習は1時間、違反運転者講習は2時間となります。
有効期間が伸びるからその分の差額は大きいけど、その場で払う額が大して変わらんのがなぁ。ゴールド講習が少ないと結局30分待ちで1時間講習と変わらんなんて事もあるし。
季節によっては暑い寒いで空調の効いた免許センターに長居出来ると言ったメリットにも感じられる。みみっちい考えだし有効期間と支払い額で金額的にも差を付けてるんだろうが、ゴールドはもう少し安くしてもいい。
何なら更新は全ての区分で一律3年にして、ゴールド1500円・一般4000円・違反6000円とかにしたらいい。法改正もちょいちょいあるしゴールドも定期的な教養は必要。そして一回の支払い金額がここまで違えば慎重に運転する人間が増え違反者が減り交通安全に繋がるだろう。