2024年11月に行われたアメリカ大統領選挙の投票結果により、共和党のドナルド・トランプ氏が第47代アメリカ合衆国大統領に選ばれる見通しだと、各アメリカメディアが報じています。
　
　これにより、対抗馬である民主党のカマラ・ハリス氏は大統領就任を逃すこととなりますが、日本の一部ファンにとって、「とある記録」が達成ならずの結果に終わることとなります。

　それは、「バス停の漢字読みと同じ名前の大統領」が、連続で登場しなくなることです。
　
　前回の大統領選挙では、ジョー・バイデン氏が大統領選挙で勝利。このとき、福島県須賀川市と山口県宇部市にある「上梅田」バス停は、音読みすると「ジョーバイデン」になるとして話題になりました。

　もし今回、カマラ・ハリス氏が大統領選挙で勝利すれば…実は同じ読みのバス停があったのです。

　それは沖縄県沖縄市にある「嘉間良」バス停です。読みは「カマラ」で、近くには沖縄市コミュニティバスの「嘉間良二丁目」もあります。さらに香川県観音寺市にも「加麻良神社前」というバス停があります。

　嘉間良バス停は国道330号沿いにあり、コザ・うるま方面と普天間・那覇方面をむすぶバス路線の大動脈となっています。沖縄バスや琉球バス交通、東陽バスがそれぞれの路線を走らせていて、かなりの本数があります。

　前回の大統領選挙のあとも、副大統領が内定したハリス氏に対し、住民が喜びと期待の声を上げたという報道がありました。

　しかし今回の選挙ではトランプ氏が優勢で、日本時間17時前には「勝利宣言」も行われました。

　ちなみに日本のバス停でトランプ氏の名前を冠するものは、千葉市美浜区「幸町マクドナルド」や埼玉県毛呂山町の「川角マクドナルド前」がありますが、まあこれは人名そのままといってもいいでしょう。

　また、前々回はトランプ氏でしたが、さらにその前はオバマ氏が大統領選挙に勝利。日本の地名っぽい響きなので、大々的に祝福キャンペーンを行った福井県小浜市をはじめ、「小浜」「尾浜」など「おばま」バス停は各地に存在しています。

　なお「ハリス」のほうは直接的に同じ読みのバス停はありません。北海道小樽市には海沿いの国道5号に「張碓（はりうす）」という“惜しい”名前のバス停があります。近くにはJR函館本線の張碓駅がありましたが、海水浴場の衰退とともに、2006年に正式廃止されています。