最高速2500キロ!? 超大型“ターボエンジン”搭載! サーキットに鳴り響く轟音! 「F-2戦闘機」が演技を披露
航空自衛隊松島基地所属のF-2戦闘機が轟音を響かせスーパーGTのウェルカムフライトを実施しました。
真っ青な秋晴れの空に響く轟音
2024年11月3日に決勝レースが行われた「2024 AUTOBACS SUPER GT 第8戦 MOTEGI GT 300km RACE」において、航空自衛隊松島基地第4航空団所属のF-2戦闘機2機によるウェルカムフライトが行われました。
今回登場したF-2戦闘機は、日本とアメリカが共同開発をした機体です。
ボディサイズは、全長15.5m×全幅11.1m×全高5m。
最大速度はマッハ2で、地上付近では時速2500kmに達する約7万馬力のターボファンエンジン「F110エンジン」を搭載しています。
また兵器として「20mm機関砲」「空対空レーダーミサイル」「空対空赤外線ミサイル」「空対艦ミサイル」を装備。
乗員は、1人または2人まで搭乗可能です。
もてぎ大会では恒例となったF-2戦闘機のウェルカムフライトですが、天候に左右されやすいコンテンツであるため天気が心配されました。
しかし、当日は雲一つ無い真っ青な秋空が広がり、遠くから飛来するF-2がはっきりと視認できました。
限られた時間の中で「グリーティング・パス」「ハイ・スピード・ダブル・サークル」「ハイ・スピード・シングル・サークル」「ダーティー・パス」「デディケーション・パス」「コンバット・ブレイク」といった迫力あるフライトを連続で披露。
レーシングカーのサウンドとは異なる轟音を響かせ、サーキットに集まったファンを魅了しました。
今回演技を行った松島基地第4航空団第21飛行隊は、航空自衛隊のF-2戦闘機パイロットを育成する唯一の部隊です。
2番機には同部隊の教官であり、F-2の飛行時間が世界ナンバーワン(3600時間超)の大久保博幸3等空佐が搭乗し演技を行ったと場内放送で紹介されました。
演技を終えた2機は一度サーキットを離脱しましたが、決勝レース直前のウォームアップ走行開始に合わせて再び飛来し、レーシングカーのコースインに合わせてメインスタンド上空をフライパスしていきました。
このような航空自衛隊のウェルカムフライトは各地のサーキットでも実施されています。
第7戦のオートポリス戦でも、航空自衛隊築城基地(福岡県)第8航空団第6飛行隊によるF-2戦闘機2機のウェルカムフライトが行われましたが、前日の天候不良による厚い雲が残っており、高度を上げての飛行となりました。
機影が一瞬見えたのみで雲の中に消えてしまい、轟音も遠くで聞こえる程度でした。
戦闘機とレーシングカーは、スロットルを開けた際の轟音や、空気を切り裂きベイパーを引く姿が似ており、乗り物好きにはたまらないコラボレーションとなっています。
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