2024年10月19日、マツダは富士スピードウェイ（静岡県小山町）で開催された公式ファンミーティング「MAZDA FAN FESTA 2024 at FUJI SPEEDWAY」にて、ライトウェイト・オープンスポーツカー「ロードスター」の新たな仕様となる「35周年記念車」を世界初公開しました。
　
　同車は、とくに美しい仕上がりの内装も見どころとなっています。

　マツダを代表するスポーツモデルとして知られるロードスターは、1989年に初代モデルが発売。

　現行モデルは、2015年5月に登場した4代目（ND型）へと進化しています。

　初代から一貫して、小型軽量なボディにハンドリングに優れるFRレイアウトを組み合わせ、「人馬一体」をキーワードとする軽やかな走りが楽しめるモデルとして、ファンから熱い支持を集め続けています。

　そんなロードスターですが、2024年9月に、初代ロードスター（NA型・ユーノスロードスター）が誕生してから35周年を迎えたことから、これを記念する特別仕様車がロードスターおよびロードスターRFに設定されることとなりました。

　今回発表された35周年記念車は、インテリアを上質なスポーツタンのカラーでコーディネート。

　さらにドアトリムやシート、センターコンソールだけにとどまらず、フロアカーペットなどもスポーツタンで統一したほか、シフトノブやサイドブレーキのステッチもスポーツタンを採用したプレミアム感の高い仕上がりによって、マツダ純正ならではのヴィンテージな世界観を強調しました。

　また、フロアマットにはアルミ製の記念バッジが施されるほか、シートのヘッドレスト部には35周年を記念する“月桂樹”のエンボス加工を採用。

　この月桂樹の葉をよく見ると、マツダのロゴである“羽ばたく翼”をモチーフにデザインされていることが伝わり、35周年記念車が特別なモデルであることをさり気なく主張します。

　さらに、エアコンルーバーの加飾にはダークレッドを取り入れ、このモデルに採用された「匠塗 TAKUMINURI」のボディカラー「アーティザンレッド」との共通性を感じさせる粋な演出も。

　このほか、キーシェルをアーティザンレッドカラーとするオプションも用意されます。

　運転席側のロッカーパネルには、“35TH ANNIVERSARY”の文字とシリアルナンバー付きの専用オーナメントも装着されるので、乗り込むたびに特別感を楽しめる、ファンならずとも注目のモデルに仕上げられています。

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　この35周年記念車は、従来のような台数限定ではなく、受注期間内に受け付けた分を生産する形がとられるそうです。

　価格などの詳細は現時点では発表されていませんが、ロードスターが300万円台後半、ロードスターRFが400万円台前半に設定されると予想されています。