キャンピングカーの製造・販売を行う日産ピーズフィールドクラフト（東京都世田谷区）は、パシフィコ横浜（横浜市西区）で2024年9月14日から15日まで開催の「横浜キャンピングカーショー 2024」に出展し、日産「セレナ」をベースにしたキャンパー「セレナ P-SV」を実車展示しました。
　
　大人4人が就寝可能だという仕様に対し、SNSなどでは多くの声が集まっています。

　キャンピングカーディーラーの日産ピーズフィールドクラフト（以下、ピーズクラフト）は、東京都内で日産車を販売する新車ディーラー「日産東京販売」直営のお店として、1994年から日産車をベースにしたオリジナルキャンピングカーを専門に扱ってきました。

　とくに長く販売を続けているのがこのセレナ P-SVです。セレナの歴代モデルで展開され、現在は2022年12月に発売された6代目（C28型）をベースとします。

　車名のP-SVは“POP-ROOF SLEEPING VERSION（ポップルーフ・スリーピングバージョン）”を意味し、屋根上にポップアップルーフを備えることが最大の特徴です。

　ベッド長2060mm、ベッド幅1100mmで、室内長は最大2250mm、室内最大高は1150mmを確保し、大人2名が就寝できます。

　純正のシートをフルフラットにして利用する室内側のベッドは、シートの段差を補正する補助マット（オプション）もあり、快適な寝心地が確保でき、上下合計で4名の車中泊が可能となります。

　基本装備はこのポップアップルーフのみとシンプルな仕様です。

　サブバッテリーなどの電装系やFFヒーター、サイドオーニングなどの各種オプションが用意されているので、予算や使用条件に応じた選択ができるのも嬉しいところです。

　またベースモデルは「X」「XV」「ハイウェイスターV」の3グレードが設定され、パワートレインも2リッターガソリンモデルと1.4リッターハイブリッド「e-POWER」モデルが選択可能です。

　販売価格（消費税込み）は、361万200円から462万6600円。ベース車同様の乗用車（5ナンバーもしくは3ナンバー）登録となります。

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　そんなセレナ P-SVに対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。

　多かったのは「見た目が普通って大事」「（商用車の）バンじゃなくて（乗用車）ミニバン（ベース）というのが良い」といった声でした。

　また「（運転支援機能の）プロパイロット付きはありがたい」「安全装備が充実しているというだけで買いだと思う」など、簡素な商用車ベースではない、最新ミニバンならではの良さについて述べる意見もありました。