クルマの中でもとくに汚れが目立つのがフロントガラスです。視界不良で運転に影響が出ないよう定期的にきれいにしておくことが大切です。

　なかでもフロントガラスの内側部分はどのように手入れをすれば良いのでしょうか。

　フロントガラスといっても外側、内側でそれぞれ汚れの種類が異なります。

　まず外側は外的要因にさらされる部分です。雨風に加え、走行中には前の車両の排ガス、花粉やほこり、さらには劣化したコーティング剤などの汚れが蓄積します。

　このため外側をキレイにするためには、ホコリや砂汚れを一度水で洗い流してから、クリーナーを用いて油性の汚れを落とします。その後、マイクロファイバーなど乾いた布で水分を拭き取ることで汚れを落とすことができます。

　一方で内側はホコリや手垢汚れ、車内で飲食した際は油分汚れが付着する場合があります。また車内で喫煙をすれば、フロントガラスの内側にヤニ汚れが蓄積されます。

　ではフロントガラスの内側はどのような手入れをすれば良いのでしょうか。

　外側の汚れとは異なり、内側の汚れを落とすために効果的なアイテムがあるといいます。これについて、カーコーティング、洗車用機器の製造や販売などを手掛ける専門店を展開するKeePer技研（キーパー技研）の広報担当者は以下のように話します。

「クルマの内側の窓の汚れを手入れする際は、固絞りしたクロスと乾いたクロスで縦方向にしっかり拭くようにしましょう。

　内側の窓の拭く際は、水道水よりも精製水が効果的です」

　水道水よりも純度の高い精製水を用いたほうが、ガラスをきれいにするには効果的とのことです。

　逆に汚れてしまうなどの避けたほうが良い方法について、前出の担当者は以下のように話します。

「洗剤が多く含まれる内窓クリーナーは、拭き筋が残りやすいので乾拭きをしっかりするか使用を避けるのが良いでしょう。

　また、窓に使用するコーティング剤やケミカルは内窓に使用しないようにするのが望ましいです。

　このほか、車内での喫煙は黄ばみや窓のくもりの要因にもなり、窓の開閉が多いとスジがつきやすくなるため、注意しましょう」

※　※　※

　フロントガラスを定期的にきれいにしておくことで、視界不良を防ぐことにもつながります。

　外側だけでなく、内側もこまめに掃除をして清潔な車内を保つようにしましょう。