では、一体なぜこの数字が人気なのでしょうか。

　実はハッキリとした理由は分かっておらず、過去に愛知県周辺の運輸支局などに取材しても明確な理由はありませんでした。

　しかしながら「3」「5」「8」は縁起が良く幸運を呼び寄せる数字と呼ばれていることが考えられます。

　風水学上「3」が金運、「5」が財運、「8」が成功運をあらわすと言われており、運気をアップさせたい人が選んでいるといえるでしょう。

　そもそも、この「358」が注目されるようになったのは、ベストセラー作家である小林正観氏が自身の著書「宇宙を味方にする方程式」の中で、358を聖なる数字・パワーを持つ数字として紹介したことが影響しています。

　小林氏は、仏教の開祖である釈迦が悟りを開いたのが35歳8か月であったというエピソードや、徳川将軍として広く知られているのが3代・家光、5代・綱吉、8代・吉宗というように、「358」が何かと印象に残る数字であることなどを説明しています。

　また名古屋ナンバーで「358」が多くみられる理由として、愛知県にはトヨタの本社があり、クルマに対する思い入れが強いためと推測されています。

　このナンバーに関してSNS上では「めっちゃいるけど最近流行ってんの？」「3588にしているナンバーもよく見る」といった声が複数寄せられ、その人気ぶりがうかがえました。

　そのほか「東北には三五八（さごはち）漬けっていう漬物があるから、漬物ナンバーって呼んでる」「桂ざこば師匠のファンなんだと思ってた」など、別のもの・人を連想するという意見も聞かれました。

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「358」ナンバーは幸運を呼ぶ数字として、全国的に人気が高まっています。

　これ以外には「8888」や「8008」など、末広がりで縁起が良いとされる「8（八）」が入った番号も人気です。

　さらには「2951（福来い）」というものもあり、縁起や語呂合わせなどを重視する日本人ならではといえるかもしれません。