トヨタ「100万円台」のコンパクトSUVが「新車超え」!? まさかのプレミア価格で「売れてる」! 超人気「ライズ」が支持される「要因」とは
ロシアの輸出規制をクリアする「ライズ」が注目のモデルに
ロシアのウクライナ侵攻への制裁処置として、2023年8月から日本政府によって中古車輸出に規制がかけられています。
これにより、排気量が1900cc超の自動車(ガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車)と、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車(EV)の中古車は、ロシアへ輸出することはできなくなりました。
ただ逆にいえば、いまも「排気量1900cc以下のガソリン車」の中古車は、ロシアへ輸出できることになります。
このため規制にかからない排気量1900cc以下のガソリン車の中古車が、大量にロシアへと輸出されるようになったのです。
トヨタ「ヴィッツ」「ヤリス」、日産「ノート」(先代)、ホンダ「フリード」「ヴェゼル」、スバル「レヴォーグ」などが多いようですが、なかでもいまもっとも多いのがライズだといいます。
ロシアは以前から、RAV4やCH-R、ハリアー、フォレスター、ランクルプラドなど、SUVタイプのクルマの人気が高い国でした。
規制をすり抜けることができるSUVが限られるなか、コンパクトながらもエクステリアデザインに力強さのあるライズは、SUV好きのロシアの人に刺さったのでしょう。
高い需要があることから、ロシアのバイヤーがライズを中古車オークション等で買い漁っていくため、中古車相場が高騰したようです。
「パールホワイトや白黒ツートン、ベージュなどのボディーカラーはロシアで人気だといい、さらに10~20万円ほど相場が高くなる傾向があります」(前述の担当者)
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1900cc以下の国産ガソリン車はいま、ライズに限らず高い下取り価格が付く可能性があります。
乗り換えを検討している人は中古車買い取りの査定を試してみると、思わぬ高値査定が出るかもしれません。
日本政府の対ロシア規制。その規制を掻い潜ったという内容の記事。数値さえクリアすれば法的問題は生じないという事。でも全数規制掛けなければ数値の間を掻い潜られるのは最初から分かりきっていた事。そう考えるとロシアに対して、または輸出業者に対して忖度したという見方をされても致し方ない。日本は米国主導の対ロシア規制に表向き参加しているがそれでもそのロシアから天然ガスを買って来ているという不都合な事実が存在する。北海道にとってロシア向け輸出は大事な産業だった。