三菱「新型アウトランダー」まもなく登場! “3年ぶり刷新”で「スゴい4WD」搭載&「高級モデル化」進む!? 史上最大の「ビッグマイナー」はどうなる?
さらに「上級志向」なモデルになる?
アウトランダーのMCモデルに話を戻しましょう。日本向けのリリースとティザーサイトでは、さらに多くの情報が公開されています。以下が現時点で明らかになっているMCでの変更点です。
・新開発の駆動用バッテリーを採用
(大容量化、高出力化とEV航続距離の大幅伸長)
・タイヤ/サスペンション/電動パワステの設定見直し
(乗り心地とステアフィールの向上)
・センターディスプレイの大型化
(現行モデルの9インチから12.3インチへ変更)
・シートベンチレーションの新採用
(セミアニリンレザーシート)
・インテリアの質感向上
・12スピーカーヤマハ製プレミアムオーディオ
(ダイナミックサウンドヤマハアルティメット、現行はBOSE製9スピーカー)
・ドアの設計見直し
(理想の音響実現のため)
・20インチアルミホイールデザイン変更
・フロントフェイスの意匠変更
・ボディ新色ムーンストーングレーメタリックの追加
8月の時点で、これらがMCモデルの変更内容として明かされています。
日本国内で現行アウトランダーは2021年に登場以降、22年、23年と一部改良を受けてきましたが、この24年の変更が今までで一番大掛かりな改良となるようです。
なかでも、電動パワートレインの“要”ともいえる駆動用バッテリーの刷新は最大のトピックです。
容量アップによるEV走行可能距離は、現行モデルの83kmや、最大のライバルであるトヨタ「RAV4 PHV」の95kmを考慮すると、100kmを上まわってくる可能性も十分に考えられます。
そして、内容を見る限りフラッグシップモデルらしい高級感や上質感を向上させていることが予想できます。
これは、現行モデルの販売比率が、最上級グレードの「P」に偏っていること(全グレードの約62%)も関係しているでしょう。価格のアップも十分に考えられます。
現行アウトランダーは、第2世代プラグインハイブリッドシステムの完成度の高さや、類いまれな悪路走破性、1500Wの給電機能などから、国産車だけでなく輸入プレミアムカーからの乗り換えも多かったと聞きます。
そういった“目の肥えた”顧客の要望を満たすためには、このMCのようなさらなるプレミアム化が必須です。
ティザーサイトの開発者コメントには、市場調査を踏まえて開発コンセプトを「威風堂々 Phase2―洗練とさらなる上質」にしたと記してあります。このコンセプトこそが、何よりアウトランダーの求められる姿なのでしょう。
日本市場よりも、ひと足先にヨーロッパで発表されるかもしれないアウトランダーPHEVのMCモデル。10月1日のマドリッドでの発表は必見です。
いつもこちらのトップの見出しは「超カッコいい」なんですね!
ボキャ貧かと思われますよ。