「誰のクルマ…?」 “無断駐車”されたらどうすればいい? 気になる対処法と予防策は?
自分が契約している駐車場に他人の知らないクルマが無断駐車している場合、どのように対処すればいいのでしょうか。
ムカつく「無断駐車」の撃退方法とは?
クルマを駐車する際に、自分の所有する敷地にとめるほか、多くの人が月極駐車場に駐車している人も多いでしょう。
しかし、こうした月極駐車場では他の人も出入りできるため、無断で駐車されるケースが起こり得ます。
そのような場合、一体どのように対処すればいいのでしょうか。
無断駐車のトラブルは全国各地で発生しており、SNSでも実際に駐車しているクルマの写真を投稿するユーザーも見られ、度々話題になっています。
まず無断駐車された場合、近くにクルマの所有者がいるかどうか探します。
もし見つからない場合は、駐車場の管理会社や大家など管理者に連絡しましょう。
そうすることで管理者は、駐車可能な別の枠を案内したり、警察に連絡したりと次の手段をとることができます。
また同じクルマが繰り返し無断駐車する場合、張り紙をするのも1つの手段です。
しかし、張り紙が原因で恨みを買ったり、クルマを傷付けたとして損害賠償を求められたりする可能性もあるため、注意が必要です。
張り紙には「契約している駐車枠なので駐車しないように」と明確に警告する内容を記載し、ワイパーに挟むか、すぐに剥がせるテープで貼り付けるなどして注意を促します。
この時に後々のトラブルを避けるため、張り紙をしたときの状況を写真や動画で記録しておくことが推奨されます。
一方で自ら警察に通報する方法もありますが、警察は基本的に公道上での駐車違反しか取り締まりできません。
しかし、クルマのナンバーから所有者を照会し連絡を取ってくれる場合や、その後の対応についてのアドバイスをもらえる可能性もあります。
仮に自己所有の一軒家の駐車場で無断駐車された場合、刑法第130条の住居侵入罪が適用されることも考えられるため、一度警察に相談してみるのも良いでしょう。
これらの無断駐車問題を根本的に解決するためには、予防的対策を講じることも重要です。
具体的な対策として、「無断駐車禁止」や「ここは契約駐車場です」などと書かれたコーンやチェーンスタンドなどの道具を駐車枠に置くと効果的です。
ただし、地域や契約内容によってはこれらの道具の設置が禁止されている場合もあるため、事前に確認が必要です。
また最近では駐車場トラブル解決のための新しいシステムも登場しています。
一例として、スマートフォンアプリを使って駐車場を管理するものが挙げられます。
このシステムでは、駐車場の利用状況をリアルタイムで確認でき、無断駐車が発生した際には自動で警告メッセージを送信することが可能です。
これにより、駐車場の管理がより簡単になり、無断駐車を未然に防ぐことができます。
さらに、防犯カメラの設置も有効です。
防犯カメラを設置することで、駐車場全体を監視し、無断駐車が発生した際には録画データを証拠として提供することができます。
防犯カメラの存在自体が無断駐車を抑止する効果も期待できます。
そのほかに、駐車場の契約内容を見直すことも1つの抑止力になるでしょう。
契約書に無断駐車に対するペナルティを明記することで、誤って他の区画に無断駐車してしまうような事態を防ぐ効果があります。
例えば、無断駐車が発生した場合には追加料金を請求するなどの具体的な対策を契約書に盛り込むことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
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無断駐車は多くの人々にとってストレスとなる問題ですが、適切な対策を講じることでその影響を最小限に抑えることができます。
警察や管理者と協力しながら、最適な解決策を見つけましょう。
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