カーナビ画面は「北が上?」それとも「進行方向が上?」 どっちが多数派!? それぞれのメリットを「実際のユーザー」に聞いてみた!

「進行方向が上」「北が上」それぞれのユーザーの声は?

 このようにそれぞれ特徴のあるカーナビの表示方法ですが、実際の自動車ユーザーはどのように考えているのでしょうか。

「進行方向が上」「北が上」それぞれのユーザーの声は?
「進行方向が上」「北が上」それぞれのユーザーの声は?

 “進行方向が上派”を明言する埼玉県の女性は、「進むべき方向とクルマの進む方向が同じでなければ危険を感じる」と話します。

 例えば“北が上”の表示にした状態でクルマを南に走らせると、ナビの画面ではクルマが進行方向と逆に進んでいるように見えます。

 このときナビに「右折です」と言われると、自分から見て右に曲がるのか、それとも地図上で右に曲がるのかで一瞬戸惑ってしまうことがあるそうです。

 しかし表示を“進行方向が上”にすればこのような混乱は起こらず、それ以降は目的地に向かう上で不便を感じたことは一切ないということでした。

 その一方で、“北が上派”の千葉県の男性は、この表示方法について「常に方角や自車の位置関係が分かるのが魅力」だと話します。

 どうやら、もともと紙の地図をクルマに置いて使用していた頃の名残もあって、むしろ地図がクルクル回ることが苦手とのこと。

 また表示の倍率を変えれば、自分が走っている周辺にどのような施設があるのかや、出発してから目的地までどれくらいの割合まで走ってきたのかなどもひと目で理解できるといも話し、どうやら“目的地への到着”のみならずそれ以外の情報もカーナビから読み取ろうとしている様子がうかがえました。

 その反面、道が複雑でひと目では理解できないような都心や、短時間に複数回の車線変更を求められる複雑な道路状況においては、“進行方向が上”の表示に切り替えることもあるそうで、最終的には2つの表示方法を使い分けるとも話します。

※ ※ ※

 このように「進行方向が上派」と「北が上派」にはそれぞれ言い分があり、両者ともメリットとデメリットを持つため、一概にどちらが優れているなどと言えるものではありません。

 また、近年のクルマではカーナビの画面が大きくなり、両方の表示方法を同時に左右に出し分けることが可能な機種も存在します。

 家族内でカーナビの表示方法の好みが異なり、共有するクルマに乗るたびに表示を切り替える必要があって不便だという人は、このように一度に両タイプの表示ができるカーナビを使用するというのも一つの手かもしれませんね。

【画像】「えっ…!」 これが最新の「大きすぎるカーナビ」です!(12枚)

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