世界に1台の「痛バス」実車展示! 鮮やかデザインに注目集まる!? 路線バスを痛車化、どんな特徴?
ただの痛バスじゃない!? こだわり抜いたポイントとは
「痛バス」実現のきっかけは2023年3月に開催された「Yupiteru presents お台場痛車天国2023」にて、企業として出展していた千葉県の痛車施工ショップ「DiviD」に施工の相談をした時と言います。
当初はデザインだけDiviDに依頼し、施工は一般的な路線バスのラッピングを施工する業者に任せるつもりとのことでしたが、データの調整や施工時のズレを考慮し、最終的にはデザインから施工まで一貫してDiviDが請け負う形となりました。
こうして、イベントの10日ほど前に完成したのが前代未聞の「自家用痛バス」となります。
バス自体はバーチャルライバーグループ「にじさんじ」に所属する「リゼ・ヘルエスタ」「アンジュ・カトリーナ」「戌亥とこ」3人のイラスト(「しなりつ」さん作)を施した仕様です。
背景はリゼ・ヘルエスタが第二皇女を務める「ヘルエスタ王国」と「酷似」している静岡県をイメージしています。
そのため、茶畑や遊園地、富士山、そして美しい空があしらわれたビビッドな背景となっており、遠目で見てもその迫力には圧倒されます。
単に「痛くする」だけでなく、「路線バスらしさ」に注力したディテールも必見です。
運行事業者を架空の「ヘルエスタ交通」と定めて車体に記載したほか、出入口の表示や車両番号、LED方向幕までもが、あたかも本当に実在する路線バスかのように演出しています。
また、展示会場では実際にバス車内にも入ることが可能で、実際のバス広告だけでなく、施工を手がけたDiviDの「バス広告」風パロディポスターも掲示されていたりと、かなり手の込んだ一台となっています。
こっくんさんが2年越しで実現させた自家用痛バスは、Yupiteru presents お台場痛車天国2023にて最も優れた痛車に送られる「痛車天国大賞」を受賞しました。
ツイッター(現・X)上で完成報告をした時からすでに注目を集めましたが、その後もしっかりと賞を受賞するなど、話題性も迫力も満点の一台として多くの人の記憶に刻まれる印象深い1台となりました。
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