ダイハツの知る人ぞ知るミニバン「ルクシオ」が話題を集めています。
　
　一体どんなクルマで、どんな反響があるのでしょうか。

　ダイハツでミニバン？ と思う人もいるかもしれません。軽自動車やコンパクトカーを販売しているというイメージが強いからです。

　しかし、インドネシア国内では「ルクシオ」という車種が生産・販売されています。

　2009年にデビュー。トヨタ「タウンエース」をベースモデルとしていて、ボディサイズは全長4215mm×全幅1710mm×全高1915mm。

　トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」などコンパクトミニバンくらいのサイズですが、全高は200mmほど高いため、車内に入ると、頭上は比較的ゆったりしています。小回りも十分で、ホイールベースは2650mm、最小回転半径は5.2mです。

　パワートレインは最高出力97馬力、最大トルク134Nmを発生する1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン。駆動系は5速MTもしくは4速ATです。

　定員は8名（2名・3名・3名）です。シートアレンジが多彩で、ワンタッチで折りたためる2列目シートや、アクティビティに応じて様々な荷物を収納できるラゲッジスペースなど、ファミリーユースを意識した設計になっています。

　エクステリアデザインですが、フロント形状を含め、全体的に奇をてらわず親しみやすいものになっています。いっぽうアクセントとして、フロントグリルは高級感を演出する大型メッキパーツが採用されているなど、各所に「高級感」を演出する味付けが。現地でもこのクルマへ「高級感」という触れ込みが見られます。
　
　気になる販売価格は、2億3325万～2億8615万インドネシアルピア（約222万円～約272万円）です。

　日本人にとっても「ちょうどいい感じ」とも言えそうな、このミニバン「ルクシオ」。ネット上では「これが『高級ミニバン』というのも微妙…？」と、現地と若干の温度差もあったりしますが、おおむね好反応です。

「スタイリングが好き。あとこのちょうどいいサイズ感」「家族向けだよね」「人を乗せたいときも、荷物をたくさん乗せたいときも、ある。それのどちらも丁度いいのがいい」「これくらい、言ってしまえば『普通』くらいのデザインが良いよ」など、「丁度よさ」がうけているようです。

　そのためか「通勤兼車中泊用に欲しいんだよね」「国内販売してくれ！」「日本に、こういうのもあってもいいんじゃない？」と、日本販売を希望する声もありました。