日産「新発想キューブ」実車公開! “レトロ顔”に顔面刷新! メタルなバンパー&オシャブルー採用の「コンパクトワゴン」SETOとは
2024年2月10日から12日にかけ行われた「大阪オートメッセ」。本イベントで、日産自動車大学校はカスタムカー「SETO」を展示しました。
ネオレトロなデザインがカワイイ「SETO」に注目!
2024年2月10日から12日に開催した「大阪オートメッセ」で、日産学園 日産・自動車大学校(日産自動車大学校)はカスタムカー「SETO」を展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。
SETOの車両コンセプトは「過去と現在の架け橋」です。具体的には、女性が「お洒落なカフェや都会のナイトライフをクルマと共に楽しむシーンをイメージ」して作られています。
ベースになっているのはコンパクトカー「キューブ」。1998年から2020年にかけて製造され、低重心の立方体のようなフォルムに長めのフロントノーズ、横長のヘッドライトデザインで人気を博しました。
今回使用されているのは、2008年登場の最終モデルの3代目。こちらに何と、かつて日産が生産していた昭和の名車「ブルーバード」のフロントフェイスやテールランプなどが装着されています。
もちろん時代も形状も全く異なる車両なので、普通に移植することはできません。SETOのカスタムに際しては、溶接やパテ造形の調整を繰り返し実施したそうです。
フロントライトは丸形のライトを4個、横一列に配置しました。くぼんだフロントフェイスも相まって、レトロさが打ち出されています。一方コンセプトに合わせて、ハロゲンライトではなくLEDライトを採用。利便性も意識しています。
また、屋根の上にはルーフラックを設置。これは友達と自由気ままな旅行に行くシーンを想定しているそうです。車体のカラーリングは淡い紺色をチョイス。落ち着いた、クールな印象を醸し出しています。
リア部分にはスポイラーとシルバーのバンパーを設置。これにより若干スポーティーな雰囲気になっています。
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ブースにいた学生の人に話を聞いてみると、やはりブルーバードのパーツを移植した点については、かなり苦労したようでした。しかし、苦労の甲斐もあって、近くで見ても車体のフォルムはとても滑らか。フェンダーとボンネットは自然な形で繋がっています。
会場では多くの人の注目を集めており、メインターゲットの女性だけでなく、年配の方が質問している場面も多くありました。