マツダ「コスモスポーツ」が約50年ぶりに復活!? ワイド過ぎる「COSMO VISION」が凄かった! リ・デザインの特徴は?
マツダ「コスモスポーツ」を現代に蘇らせた「COSMO VISION」というものが存在します。どのような特徴があったのでしょうか。
これはカッコいい!? コスモスポーツとは
かつてマツダは1967年から1972年まで「コスモスポーツ」というモデルを発売しました。
それから約50年経った「東京オートサロン2022」に現代に蘇ったと言える「COSMO VISION」が展示されていました。これはどのようなモデルだったのでしょうか。
コスモスポーツは、1967年に世界で初めてロータリーエンジンを搭載したモデルとして発売された2シータークーペです。
ロータリーエンジン(A10型)は、491cc×2ローターで最高出力110馬力を発揮。後期型では128馬力まで最高出力が引き上げられました。
エクステリアは美しいクーペスタイルを採用し、現在でもそのデザインを評価する声が高いです。
そんなコスモススポーツを現代に蘇らせたのが千葉県にある自動車専門学校の日本自動車大学校(NATS)です。
NATSの学生が手掛けリデザインしたのがCOSMO VISIONとなります。
元々、東京オートサロン2021のNATSブースに展示される予定だったものの、同イベントのリアル開催が新型コロナ禍の影響により中止されたため、お披露目の機会を失っていました。
その後、東京オートサロン2022では晴れて実車を展示することが出来たと言います。
このCOSMO VISIONは現代風のコスモスポーツということでベースは2015年式のマツダ「ロードスター(ND型)」となります。
エクステリアは、ヘッドライトにフォルクスワーゲン「ニュービートル」のものを流用。グリル、バンパー、メタル調の部分はマツダ「CX-5」のものを流用しているようです。
また、ウインカーはホンダ「インサイト」のものをボディ形状に合わせるように装着しています。
足回りにはレイズ製17インチアルミホイールにトーヨータイヤ製「プロクセス R888R」(235/45R17)を組み合わせてました。
また、AirForce製のエアサスペンション(走行車高復帰機能付き)が採用され、停車時にはタバコの箱が入らないほどの車高短も可能です。
インテリアはBRIDE製シートやNARDI製ステアリングを装着。
パワートレインはロードスターと同じ1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載する他、エアクリーナーはBLITZ製、マフラーはKUHL製のものが付いています。
当時、COSMO VISIONを制作した学生は次のように話していました。
「制作コンセプトは、現行ロードスターで『昔のコスモスポーツを今風に作ろう』ということで流行っている太いタイヤやホイール、エアサスなどを付けたい想い制作しました。
このデザインは、『今風のコスモスポーツはこうなるだろう』と制作チームのメンバーで色々話し合って出来上がりました。
苦労した部分は、元々のコスモスポーツのサイドにある前後が繋がるラインを上手く再現するのが、オーバーフェンダー化したデザインのなかで、フロントからくるラインとリアからくるラインの造形が大変でした。
また、フロント部分を延長している部分も加工やパテ処理などで大変だった部分です」
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なおこのCOSMO VISIONはナンバー取得済みとなり、かつては公道を走ったこともありました。
そんな特徴的なクルマを例年東京オートサロンに展示しているNATSですが、2024年に向けての製作も大詰めを迎えているようです。
担当者によれば「成田校からカスタムカー3台、袖ケ浦校からレストア車両1台、モータースポーツ科、研究科から各1台ずつ。そして広報で使用している移動教室車両の計7台を展示する予定」だと言います。
懐かしいデザインの意匠をうまく生かしていると思います。
個人的には、もっと「奥目」にした方が良いと思いました。
全体的に伸びやかな意匠ですので、こじんまりとしてしまう顔部分が残念に思えました。
オリジナルの意匠と
ルックスのローワイドな縦横比のためだろうけど
フェンダーのやり過ぎだけがもったいない感
日産フェアレディZしかり・
この旧東洋工業のコスモスポーツ然り・・
ガラケーからアイフォンに世代交代したような車は現れないのか!?!