全長5m超えのトヨタ「正統派セダン」発売! 新型「クラウンセダン」は「Sクラス」になれる? ショーファーに必要な条件とは

新型クラウンセダンは「匿名性」の高い1台となれるのか?

 では、新型クラウンセダンはSクラスになれるのでしょうか。

 もちろん、両車はボディサイズや価格帯が異なることから、そうした部分を比較しても得られるものはほとんどありません。

 ただ、歴代のクラウンを見ると「匿名性」の高い高級車を求めるユーザーに評価されてきたという事実があります。

 そうなると、新たに登場した新型クラウンセダンにも、Sクラスのような高い「匿名性」を求めるユーザーがいると考えても不思議ではありません。

 そういった視点で新型クラウンセダンを見ると、Sクラスになれる要素は十分に備えていることがわかります。

 たとえば、そのエクステリアをみると、昨今のトヨタのデザインを受け継ぐ存在感のあるフロントマスクや横一文字のテールランプを採用した近未来的なリアエンドとはなっているものの、どちらかと言えば万人受けするデザインで、過度に目立つものではありません。

 また、「センチュリー(セダン)」を別格とすれば、トヨタのショーファーセダンは事実上クラウン セダンのみとなっており、その需要を一身に背負うことになるため、セダン不況と言われる昨今でも一定以上の販売台数を記録することが予想されます。

 その多くは法人や官公庁などによるいわゆる「黒塗りのクルマ」になると言われており、発売後ほどなくして、都市部を走る黒い新型クラウンセダンの姿が多く見られるようになると考えられます。

 そういった意味では、高い「匿名性」を持つことになると考えることができそうです。

「クラウン セダンはSクラスになれる」と言っても差し支えなさそう
「クラウン セダンはSクラスになれる」と言っても差し支えなさそう

 それでいて、3000mmというロングホイールベースや最適化されたサスペンションセッティング、さらにはエアブラダー(空気袋)によるマッサージ機能など、上質な移動空間を提供する数々の機能や装備が備わっていることから、新型クラウンセダンが快適性と機能性を兼ね備えていることは言うまでもありません。

 つまり、新型クラウンセダンはSクラスのような高い「匿名性」と快適性、機能性を持っており、そういった意味では「クラウンセダンはSクラスになれる」と言っても差し支えなさそうです。

※ ※ ※

 ただ、ショーファーカーにおいてもセダンは少なくなっており、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」のような高級ミニバンが選ばれるケースも増えています。

 実際、トヨタが設定している月販基準販売台数は600台と、クラウンクロスオーバーやクラウンスポーツと比べても少ない数字です。

 新型クラウンセダンの販売台数が低迷してしまうと、「匿名性」も薄れてしまいます。

 そう考えると、新型クラウンセダンがSクラスのようになるためには、一定の販売台数を記録し続けることがまずなによりも重要と言えそうです。

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3件のコメント

  1. 3シリーズCクラスの全幅に絞った5シリーズEクラスのライバルに戻れ

  2. 毎度毎度の出鱈目な文章を書く PeacockBlue K.K.か。
    クラウンがベンツのSクラスにランクアップしていても、センチュリーがロールスからランクダウンしているからレクサスLSのレベルで三つ巴の喰い合いになるのでは?
    そもそも”匿名性”と言ってもベンツのEクラスとかなら知らんがSクラスになればバレバレだろう。

  3. 現行S乗ってますけど、そんなの意識したことも聞いたことないです。その論理でいくなら、多少の高級性と多数性を備えていればSじゃなくていいでしょう。

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