ひっかけ問題…あなたはわかる?免許所持者も意外と解けない免許の学科試験! 過去には理不尽な問題も⁉︎
学科試験を受けた人からは「問題が難しい」との声が多く寄せられていますが、実際にはどのような問題が出題されるのでしょうか。
普段やっている行為が違反に当たることも!
はじめて運転免許を取得する際には、学科試験に合格しなければいけません。
しかし、試験を受けた人からは「問題が難しい」との声が多く寄せられていますが、実際にはどのような問題が出題されるのでしょうか。
はじめて運転免許を取得する場合、運転免許試験場などで学科試験を受ける必要があります。
学科試験は交通ルールに関する文章問題が90問、イラスト問題が5問という構成であり、文章問題は○か×の二択式、イラスト問題は3つの問いに○か×で回答する方式です。
問題は国家公安委員会の「交通の方法に関する教則」をもとに作成されており、正解率90%以上で合格となります。
基本的な交通ルールを問う試験であるものの、SNS上では「重箱の隅をつつくような問題ばかり出題される」「ひっかけ問題が多い」といった声が多く寄せられています。
では、実際にはどのような問題が出題されているのでしょうか。
●1問目「火災報知機から3メートル以内の場所は、駐車は禁止されているが、停車は禁止されていない」
もしかすると、運転免許を持っていても意外と回答に迷ったという人がいるかもしれません。
答えは「×」であり、正しくは「火災報知機から1メートル以内の部分」です。
この問題のように数字で正誤が分かれるケースはたびたび出題され、「自動車専用の出入口から3メートル以内の道路の部分は、停車はできるが駐車は禁止されている。」(答えは○)といった問題もあります。
●2問目「道路に面した場所に出入りするため、歩道や路側帯を横切る場合、歩行者が通行していなければ、徐行をすればよい」
これは、道路から道路沿いのお店に入るというよくあるシチュエーションです。
徐行どころか勢いよく歩道を横切ってお店の駐車場に入るクルマも散見されますが、実はこの問題の答えは「×」です。
道路交通法第17条第2項では、道路外の施設や場所に出入りするために歩道や路側帯を横断する際、「車両は、歩道等に入る直前で一時停止し、かつ、歩行者の通行を妨げないようにしなければならない(条文を一部抜粋)」と規定しています。
一時停止をしなかったり、歩行者の通行を妨げたりすると「通行区分違反」に該当し、違反点数2点、普通車で9000円の反則金が科される可能性があります。
気づかぬうちに多くのドライバーがやってしまいがちな違反といえるでしょう。
●3問目「危険を避けるためやむを得ないときは、車両は立入り禁止部分を通行してもよい」
立入り禁止部分は黄色い枠線の中に白い斜線が描かれた道路標示であり、車線数が減少する場所や見通しの悪いカーブがある危険性の高い場所などに設置されています。
やむを得ない状況であれば通行できるのでは?と考える人も多いですが、この問いの答えは「×」です。
なお、安全地帯についても同様に通行が禁止されています。
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このように学科試験では問題文をよく理解して答えなければ間違えてしまう難易度の高い問題も出題されています。
過去には「夜間の道路は危険なので気をつけて運転しなければならない」という問題の答えが「夜間以外も気をつけて運転しなければならないので×」という理不尽といえる内容も出題されていたようです。
しかし、2021年6月に警察庁が出した「学科試験の適正な管理について(通達)」という文書では「運転免許試験担当課長は、問題の正誤や問題文が分かりづらくならないよう審査すること」と明記されており、現在は分かりにくい理不尽な問題は出題されにくくなっているとみられます。
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運転免許の学科試験では、すでに運転免許を持っている人でも間違えやすい問題が出題されています。
長い期間運転を続けている人も、あらためて交通ルールを確認してみると良いかもしれません。
> 過去には「夜間の道路は危険なので気をつけて運転しなければならない」という問題の答えが「夜間以外も気をつけて運転しなければならないので×」という理不尽といえる内容も出題されていたようです。
これは、漫才のネタ(作り話)では?
漫才師が実際にあったことをしゃべっていると本気で信じた人が広めた都市伝説かと。
>2問目「道路に面した場所に出入りするため、歩道や路側帯を横切る場合、歩行者が通行していなければ、徐行をすればよい」
これは、ひっかけ問題というより、99%のドライバーが日常的に違反していて、パトカーすら無視しているのがあたりまえの違法行為の話ですね…。