全長4m強の新型「2人乗りスポーツカー」が24年に発売!? 400馬力超えの斬新モデル「SC-01」とは

気になる新型コンパクトスポーツの価格は?

 インテリアは簡素な設計となっており、昨今の中国車で見られるようなディスプレイ類はインストルメントパネルのみに留まります。

 センターにはエアコンの吹き出し口が二つ存在し、その真下にダイアル式のエアコン操作パネルが配置されています。

 ハンドルの形状はスポーツカーに多く見られる「D型」形状となっており、通常はコラムレバーで操作するようなウィンカー、灯火類、ワイパーなどはハンドル上のボタンで操作する形となります。

 警笛を操作するホーンボタンもハンドル中央ではなく、右側にあるダイアルとなります。

 左右のシートの間にはサイドブレーキのレバー、パワーウィンドウスイッチ、そしてセレクターのダイヤルを配置。

 走行モードの切り替えや電子制御、ドアロック、デフロスター、V2L(社外放電)、ハザードボタンは頭上で操作します。

独特なテールデザインを採用する「SC-01」
独特なテールデザインを採用する「SC-01」

 予約価格は30万元(邦貨換算:約612.8万円)を超えないとしていますが、正式な価格は不明です。

 これ以外にも多くの点が依然として明らかにされておらず、本当にSC-01が発売されるのかも怪しいと感じます。

 ここ数年の中国では新興ブランドがエキゾチックな車種を大々的に発表しては、結局生産にこぎ着けなかった例が数え切れないほど存在します。

 今回のSC-01に関しても、公式画像はどれもCGとなっており、実車の画像は見当たりません。

 また、中国では自動車を製造・販売する際、事前に中国政府機関の認証を受ける必要があります。

 2023年第4四半期から予約受付を開始するとのことですが、2023年9月時点で政府の認証を通過したとの情報はありません。

 実際に発売されるとなればそれなりの話題性は呼びそうですし、この謎多き中国製BEVスポーツの今後の動向からは目が離せません。

【画像】超カッコいい? 赤ボディの斬新デザイン「スポーツカー」がこれです。(21枚)

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Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト

下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。

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