高さ約2m!? ほぼ立ち乗りのホンダ「不夜城」が斬新すぎる! 車内が「DJブース」の衝撃的モデルとは?
「東京モーターショー」が「ジャパンモビリティショー」に名称を改め、4年ぶりに開催されます。これまでも様々なコンセプトカーが出展されましたが、そのなかでも1999年にホンダが出展した「不夜城」とはどのようなモデルだったのでしょうか。
これはヤバい… ホンダが出展した「不夜城」って何者?
2年に一度開催されてきた「東京モーターショー」ですが、新型コロナウイルスの影響で2019年を最後に開催を見合わせていました。
そして2023年に4年ぶりの開催が決定。名称を「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)」に変更し、新たなイベントとして実施されます。
過去の東京モーターショーでは先進的なコンセプトカーが数多く出展。なかでも「東京モーターショー1999」にホンダが展示した「不夜城」というコンセプトカーが注目されました。
不夜城は、「スケボー感覚の軽やかなノリで、街を駆けるニュージェネレーションビークル」として試作されたコンセプトカーです。
ボディサイズは全長3050mm×全幅1650mm×全高1995mm。「深々とシートに身をゆだねるのではなく、もっと遊び心に満ちたスタイルで走りを楽しみたい。スケボーに乗って風を切るように、インラインスケートで街を駆けるように、軽やかな感覚で都会を滑り抜けるクルマがあっていい」というユニークな発想が形になり、縦長の空間を活かしたセミスタンディングシートを採用しました。
デザインは、スケートボードに乗っているような感覚でリズミカルに街を楽しむ独創的なスタイリングを実現。
後ろにヒンジがあるユニークなドアを装備したことで大きく開閉することが可能となり、楽に乗り降りできるという実用性も備えました。
また、横開きのリアハッチを採用。内側にスケートボードのラックが組み込まれるという独自の仕掛けも盛り込まれています。
夜でも昼のように明るくにぎやかな場所を意味する不夜城という車名のとおり、インテリアは「クラブ」をイメージ。
DJブースのターンテーブルのようなステアリングや、DJミキサーにヒントを得たエアコン・オーディオの操作パネルに加え、ドアに大口径スピーカーを配置するなどインテリアにもこだわりました。
シートは、“深く腰掛ける”という常識を覆した、半立ち乗り状態のものを採用。4人乗りで4点式のシートビルトインベルトが備わっています。
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衝撃的な展示から20年以上が経過しましたが、不夜城の市販化は実現していません。
そして、ジャパンモビリティショー2023でホンダは、二輪車・四輪車・パワープロダクツ・航空機など同社が提供するさまざまなモビリティとその関連技術、コンセプトモデルを出展する予定です。
不夜城のような奇抜なモデルが出展されるのか、期待が高まります。
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