TOYOTA GAZOO Racing（TGR）は、2ドアスポーツクーペ「GR86」を改良し、2023年11月1日に発売すると発表しました。
　
　なお、9月22日より先行受注を開始しています。

　GR86は2012年に「86（ハチロク）」としてデビューしたスポーツモデルで、トヨタとスバルが共同開発して誕生。スバル版は「BRZ」として販売されています。

　現行型は2021年にデビューした2世代目で、86は新たにGR86という名称となり、トヨタのスポーツモデルを手掛けるGRブランドから展開されています。

　今回の改良では、MT車に先進運転支援システム「アイサイト」が設定されました。これにより、衝突被害軽減ブレーキの装備とともに、アダプティブクルーズコントロールが利用できるようになります。

　AT車にはすでにアイサイトが搭載されているため、これによりGR86全車に運転支援システムが装備されることになりました。

　また、ステアリングにハンズフリースイッチを装備することで、走行中のハンズフリー通話に対応したほか、ブラインドスポットモニターを「RZ」グレードに標準装備し、「SZ」グレードにもオプションで用意しました。

　走行性能面では、VSCの制御を最適化することでコーナリング時の安定性や安全性を向上。電子スロットル出力特性も変更し、コントロール性が高められました。

　加えて「SZ」以上のグレードではブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキ、ザックスショックアブソーバーをオプションで設定します。

　GR86改良モデルの価格（消費税込）は291万6000円（RC）から357万4000円（RZ・AT車）です。

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　さらに、今回はGR86の祖である「AE86」（カローラレビン／スプリンタートレノ）が生誕40周年となることから、特別仕様車「RZ“40th Anniversary Limited”」（以下40周年記念車）を用意しました。

　40周年記念車はRZグレードをベースに、エクステリアはスパークレッドまたはクリスタルホワイトパールの2色を用意し、AE86の赤×黒・白×黒のツートンカラー（いわゆるパンダトレノ）を想起させる専用サイドデカールを装着しています。

　ホイールはダークグレーメタリックの専用品を装備するほか、ドアハンドルも専用のクリスタルブラックシリカとするなど、ブラックを取り入れたコーディネートとしました。

　インテリアも専用となり、ブラックのシートサイドには赤いアクセントカラーが配されたほか、ドアトリムやステッチ類もレッドとなっています。

　さらに、スイッチ類も通常のシルバーからキャストブラック塗装とし、ドアトリム端部には「SINCE1983 40TH」の刺繍を施しました。

　このほか、改良で用意されたブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキ、ザックスショックアブソーバーを標準装備としています。

　GR86 40周年記念車の価格（消費税込）はMT車が382万2000円、AT車が392万円で、GR Garageにて抽選で200台限定販売されます。

　抽選は2023年9月25日から10月9日まで受け付けています。