トヨタが新型「“超凄い”ハイラックス」発売! 「TOYOTA」ロゴ&ワイドボディがカッコイイ! 最上級の「GRスポーツ」豪で約700万円から
2023年9月12日、トヨタのオーストラリア法人は、新型「ハイラックス GR スポーツ」を発売しました。日本にも同名のモデルは存在しますが、今回発売された新型ハイラックス GR スポーツはそれとは全く異なる仕様です。
ド迫力ボディの新型「ハイラックス GR スポーツ」発売
2023年9月12日、トヨタのオーストラリア法人は、新型「ハイラックス GR スポーツ」を発売しました。
ハイラックスは、1968年に初代モデルが登場したトヨタのなかでも歴史あるピックアップトラックです。現在は約180の国と地域で販売されるグローバルモデルに成長しています。現行モデルは、2017年9月に約13年ぶりに日本市場復活を果たした8代目です。
ボディサイズは全長5340mm×全幅1855mm×全高1800mmと日本国内で展開される車種のなかでは大柄ですが、トヨタが北米などで展開する「タンドラ」(全長5814mm×全幅2030mm×全高1925mm)や「タコマ」(全長5728mm×全1910mm×全高1793mm)といったピックアップトラック群のなかでは比較的コンパクトな位置づけとなっています。
一方、「GRスポーツ」はTOYOTA GAZOO Racingが展開する拡販スポーツモデルです。GRはこのほかにも、「GRヤリス」などのモータースポーツ直系スポーツカーブランド「GR」シリーズや、標準グレードに装着できるGRパーツを展開しています。
今回オーストラリアで発売された新型「ハイラックス GR スポーツ」は、日本国内で設定されるハイラックス GR スポーツとは全く異なる仕様となっており、トヨタのオーストラリア法人は“ハイラックスの最上級仕様”と表現しています。
ボディサイズは全長5320mm×全幅2020mm×全高1880mm、ホイールベース3085mmと全幅を大きく拡大。「ワイドトレッド」プラットフォームを採用しており、通常のハイラックスシリーズと比較して高さが15mm、トレッド幅がフロントで135mm、リアで155mm増加し迫力ある外観になっています。
内外装のデザインは、トヨタのオーストラリア法人のデザインチームによって開発されたといいます。
エクステリアは、バンパーとシームレスに統合されたサテンブラックのオーバーフェンダーにより、力強い筋肉質な印象に。フロントバンパーは、アプローチアングルを増加させ、走破性も高めています。
インテリアは、パドルシフトや赤いセンターストライプ、GRロゴを備えたレザーのステアリングホイールをはじめ、レザーとスエードが組み合わされたフロントスポーツシート、赤いシートベルト、アルミニウムペダル、新しい「テクニカルメッシュ」ダッシュボード、GRスポーツシフトレバーなどが装備され、ドライバーの意欲をかき立てるスポーティな印象に仕上がっています。
パワートレインは、強化された最高出力約224馬力・最大トルク550Nmを発揮する2.8リッターターボディーゼルエンジンを搭載。組み合わされるトランシミッションは6速ATで、このトランスミッションもエンジン出力に合わせ再調整されています。
また、フロントコイルとリアリーフスプリングに異なるチューニングも行われており、より大きなピストン径を備えたKYBモノチューブショックアブソーバーが装備されるほか、リアスウェイバーの除去により、凹凸のある路面での接地感を高めています。
さらに、フロントには338mm×28mmの4ピストン固定キャリパー、リアには312mm×18mmのシングルピストンフローティングキャリパーを備え、制動力も大幅に向上させています。
ボディーカラーは、グレイシャー・ホワイト、フロステッド・ホワイト、スタニング・シルバー、エクリプス・ブラック、フィーヴァリッシュ・レッドの5色。このうちグレイシャー・ホワイト、フロステッド・ホワイト、フィーヴァリッシュ・レッドは、ルーフをブラックとすることも可能。
価格は、7万3990豪ドル(約699万円)です。
トヨタのオーストラリア法人で販売・マーケティング・フランチャイズ運営担当副社長を務めるショーン・ハンリー氏は、新型ハイラックスGRスポーツの発売について以下のようにコメントしています。
「これは単なるハイラックスの役割をはるかに超えたものです。
大規模なサスペンションチューニング、パワートレイン、アンダーボディの変更により、当社の新型ハイラックス GR スポーツは、強力な牽引能力とオフロード能力とともに、レクリエーション愛好家にとって魅力的な性能を備えています。
史上初のハイラックス GR スポーツの強化された機能とパフォーマンスは、当社の熟練したエンジニアとデザイナーが優れた車両をさらに強化できるかを示す素晴らしい例であり、その開発に携わることができたことを非常に誇りに思っています」
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