人気のトヨタ「RAV4」何がウケてる? 秘密は“愛車感”高める“カスタマイズ性”か
RAV4はカスタムを楽しめる点が人気の理由?
トヨタがモビリティカンパニーとなり、豊田章男・前社長が「クルマには他の商品と違い“愛車”という言葉がある」という考えの答えのような気がする。
事実、これまで200台以上が集まるRAV4のオフ会に何度か参加しているが、こんな声を聞いた。「買ってから色々自分の考えでカスタムしたいから、あえてオフパケは買わなかったんです」と。RAV4乗りの間ではオフロードパッケージは「オフパケ」の愛称で呼ばれている。
これまでのオフ会で見てきたRAV4は皆いい感じにカスタムされている。他のモデルのオフ会に行ったこともあるが、こんなにコアなカスタム車が多いのは珍しい。兎にも角にも十人十色のカスタムが施されている。とはいえ大きく分けると、アドベンジャーを中心としたリフトアップ派とそれ以外のハイブリッド/プラグインハイブリッドベースのローダウン派だ。前者はアーバンカーキーやブラック、後者はホワイト系が主流になる。
タイヤサイズはリフトアップだと16インチでオールテレインを履くのが定番になりつつある。BFグッドリッチかトーヨーのオープンカントリーあたりだ。ローダウン派は大径ホイールのロープロファイルタイヤを履くが、どちらにせよホイールの種類は多く、色々なところからRAV4のサイズが出ている。個人的にはブラックアウトしたビードロック系のシンプルなデザインが好きだ。
その他ではアドベンチャーグリルに手を入れているクルマが多い。センターの楕円形トヨタマークをUSトヨタ風に「TOYOTA」の文字ロゴに入れ替える手法だ。自分のRAV4もそれをおこなっていた。今はパーツがあるのかもしれないが、当初はよく分からぬままショップに頼んでタコマのグリルを移植してもらった。まぁ、安くはないが顔の印象は大事である。
カスタムについては、アメリカでRAV4が人気のおかげでアフターパーツが揃っているメリットがある。カリフォルニアもそうだし、ネットで探すとカナダにもけっこうあった。なので、ショップの人に相談する前に人通りその辺をチェックしておくといいだろう。カスタムのイメージも広がるに違いない。
話は変わるが、今年のオートサロンでRAV4の生産を担当する豊田自動織機が、プラグインハイブリッドにアドベンチャーマスクを装着したものを展示していたのをご存知だろうか。ハイブリッドにあるのだからできないことはないはずだ。値段は高くなるが、走りの面でかなり楽しくなるのは明白。そこを望んでいるカスタマーもいることだろう。
とはいえ、過去のモデルチェンジサイクルを考えると、そろそろフルモデルチェンジが行われるはずだ。そんなタイミングだからか、予想CGが散見されるが、これら見るとデザインはキープコンセプトだが、プラグインハイブリッドは高級感を増すという予想が強いようだ。
もちろん、その方向もありなんだけど、どうせなら「BAJA1000」(編集部注記:メキシコの砂漠で行われるオフロード競技)とか出場しちゃえばいいのに。中身は別物でもガワをRAV4にして。でもってBAJA1000仕様とか出す。RAV4はそんな場所が似合う数少ないモデルなんだけどね。どうかな?
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