移動が楽しくなる「乗れるロボット」登場! 日常から買い物まで大活躍するモデル「RODEM」の実車を新宿で展示!

テムザックは2023年5月8日、開発を進めているパーソナルモビリティ「RODEM(ロデム)」を東京都新宿区で開催されるイベントに出展すると発表しました。ロデムはロボット・乗り物・車いすとして使用できる全く新しい「乗れるロボット」だといいます。

すべての人の生活空間を広げる「乗れるロボット」

 医療や建築、災害救助などの現場で活躍する実用ロボットを開発しているテムザックは2023年5月8日、開発中のパーソナルモビリティ「RODEM(ロデム)」を、東京都新宿区の「新宿住友ビル 三角広場」で開催されるイベント「BICYCLEーE・MOBILITY CITY EXPO 2023」に出展すると発表しました。

テムザック「RODEM(ロデム)」
テムザック「RODEM(ロデム)」

 ロデムは、どんな人でも自由な移動を楽しめる「真のバリアフリー」の実現を目的として開発された次世代スマートモビリティです。

 ロボット・乗り物・車いすとしてそれぞれの用途で使用できる、ユニバーサルデザインの全く新しいカタチとなる「乗れるロボット」だと説明します。

 後ろから乗り込むスタイルのロデムは、上下機構を備えた座面シートを備えたことでベッドやイスからでも簡単に乗り降りができます。

 また、走行時の目線が高くなるよう設計したことで、歩行者と同じ目線で移動や会話を楽しめるうえ、スマートフォンによる遠隔操作も可能です。

 多少の段差なら乗り越えられる高い走行性能も備えているため、ロデムを降りる必要がなく乗ったまま室内の移動から街での観光、買い物のカウンター越しのやり取りを行うことができるといいます。

 今回イベントでの展示が発表されたロデムは2タイプ。

 道路交通法上ではミニカーに分類され、最高時速12kmで車道走行ができるロデム「M653-A」(運転免許が必要)と、最高時速6kmで歩道・路側帯を走行する電動車いす扱いのロデム「M651」(運転免許不要)が用意されます。

 ボディサイズはM653-Aが全長1000mm×全幅720mm×全高1080mm、M651が全長1000-1200mm×全幅690mm×全高1000-1200mmで、どちらも非常にコンパクトでありながら重心が低く安定感のあるスタイルです。

 バッテリーを含めたロデムの本体重量は174kg(M651の数値)で、両車とも後輪を駆動して走行。充電は家庭用の100Vコンセントを利用し、1回8時間の充電で約15kmを走行することが可能です。

 ボディカラーは「ブルーメタリック」「ピンクメタリック」「ダークグレーメタリック」「シルバー」「ホワイト」の、全5色の豊富なカラーバリエーションが用意されています。

※ ※ ※

 イベントは2023年5月12日から13日まで開催され、ロデムの通常モデルとともに漆塗り蒔絵加工を施した特別モデルも展示されます。

 また、通常モデルの試乗体験も同時に実施されるということです。

【画像】これは乗りたい! 室内から街中まで走行できる「ロデム」を見る(20枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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