日本自動車販売協会連合会（自販連）と全国軽自動車協会連合会（全軽自協）は2023年5月9日、2023年4月度の車名別販売台数ランキングを発表しました。
　

　自販連は登録車（5ナンバー／3ナンバー）ランキング、全軽自協は軽乗用車のランキングをそれぞれ発表しています。

　なお、発表されたランキングは通称名別です。例えば登録車だとトヨタ「ヤリス」にはコンパクトカー「ヤリス」に加えコンパクトSUV「ヤリスクロス」、コンパクトスポーツ「GRヤリス」が含まれます。軽自動車ではスズキ「スペーシア」には「スペーシア」「スペーシアカスタム」「スペーシアギア」が含まれるなど、同名シリーズ全体が合算されています。

●2023年4月 登録車 ブランド通称名別 新車販売速報 登録車ベスト10

・1位：トヨタ「ヤリス」1万4143台
・2位：トヨタ「カローラ」1万662台
・3位：トヨタ「シエンタ」9195台
・4位：トヨタ「プリウス」7838台
・5位：トヨタ「ルーミー」7811台
・6位：日産「ノート」7224台
・7位：トヨタ「ノア」7020台
・8位：トヨタ「ハリアー」7004台
・9位：日産「セレナ」6507台
・10位：トヨタ「ヴォクシー」6495台

●2023年4月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報 乗用車ベスト10

・1位：ホンダ「N-BOX」1万4986台
・2位：ダイハツ「タント」1万1981台
・3位：スズキ「スペーシア」1万18台
・4位：ダイハツ「ムーヴ」1万10台
・5位：スズキ「アルト」5844台
・6位：ダイハツ「ミラ」5540台
・7位：ダイハツ「タフト」4992台
・8位：スズキ「ワゴンR」4853台
・9位：スズキ「ハスラー」4052台
・10位：日産「ルークス」3646台

　2023年4月の新車（登録車）販売台数ランキングは、トヨタ「ヤリス」（販売台数1万4143台）が4か月連続で首位を獲得しました。

　2位以降はトヨタ「カローラ」、3位がトヨタ「シエンタ」、4位がトヨタ「プリウス」、5位がトヨタ「ルーミー」と続きます。

　プリウスは2023年1月10日にHEV（ハイブリッド）車が発売後、3月15日にはPHEV（プラグインハイブリッド）車が発売され、全てのモデルが揃いました。

　これらのこともあってか、2月は10位（7681台）、3月は11位（9861台）、そして4月の4位と順調な推移を辿っています。

　また、セレナはガソリン車が2022年12月22日に発売され、遅れてe-POWER車が2023年4月20日に発売。日産によれば受注開始（23年2月末）から4月12日時点で、e-POWER車の受注が2万台を突破したと明かしており、セレナの中核をなすe-POWER車の滑り出しは好調であることが伺えます。

　軽自動車では、ホンダ「N-BOX」（1万4986台）が1位を獲得し、11か月連続で首位の座を保持しました。

　以降は、2位がダイハツ「タント」、3位がスズキ「スペーシア」、4位がダイハツ「ムーヴ」と、4位までの順位では2023年1月度からラインナップに変化はありませんが、5位にスズキ「アルト」が続いています。

　また、3位スペーシアと4位ムーヴではわずか8台の差であることから、5月以降の順位に変化が生じる可能性もあります。

　今後は5月25日に三菱の新型スーパーハイトワゴン「デリカミニ」が発売されることで、軽自動車のランキングにどのような変化が生じるか期待が高まります。

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　以上のランキングを登録車・軽自動車で合算すると、2023年4月度の販売台数ランキングは以下のようになります。

●2023年4月度 販売台数ランキング ベスト10

・1位：ホンダ「N-BOX」1万4986台
・2位：トヨタ「ヤリス」1万4143台
・3位：ダイハツ「タント」1万1981台
・4位：トヨタ「カローラ」1万662台
・5位：スズキ「スペーシア」1万18台
・6位：ダイハツ「ムーヴ」1万10台
・7位：トヨタ「シエンタ」9195台
・8位：トヨタ「プリウス」7838台
・9位：トヨタ「ルーミー」7811台
・10位：日産「ノート」7224台