トヨタ新型「タコマ」世界初公開へ

　2023年5月4日、トヨタの北米法人は、新型「タコマ（2024年モデル）」を同年5月19日に世界初公開すると発表するとともに、新たなティザー画像を公開しました。

　トヨタ「タコマ」は、1995年に発売されたミッドサイズピックアップトラックです。発売当初はトヨタ「ハイラックス」の北米仕様という位置づけでした。

　2005年発売の2代目からは、新興国向けとなったハイラックスとは別にタコマ独自のプラットフォームを採用し、日本国内では類似車種のない海外専売車種へと変化しました。

　現行モデルは2015年に登場した3代目で、ボディサイズは全長5392-5728mm×全幅1890-1910mm×全高1793mmと、北米で展開されるフルサイズピックアップトラック「タンドラ」と、日本国内で展開されるハイラックスの中間に位置するサイズ感です。

　そんなタコマですが、2023年1月にもブラジルで特許情報が流出、次期型タコマと思われるエクステリアデザインが明らかになっています。これによるとトヨタが日本で2021年12月14日に開催した「バッテリーEV戦略に関する説明会」で公開していた「ピックアップEV」と同様のものでした。

　そんななか、トヨタの北米法人は、2023年4月3日にタコマの新型モデルを近日世界初公開すると発表、ティザー画とティザーサイトを公開しました。

　これらの画像やサイトから、新型タコマの大まかな形状、「TRDPRO」が設定される点、タンドラにも搭載されるハイブリッドシステム「i-FORCE MAX」を搭載することが明らかに。

　さらに、これまでに公開された情報では、オーバランディング用グレード「トレイルハンター」を設定することや、Fox Factory社製のサスペンションがTRDProグレードで用いられること、また5月2日にはトランスミッションに6速MTが用意されることなどもわかっていました。

　今回、新たに世界初公開の日が5月19日であることが明らかとなったほか、ボディ形状が確認できるティザー画像が公開されました。

　これを見ると、これまで同様、通常の4ドアタイプに加え、キャブ部分が短く荷台を長くした“エクストラキャブ”のようなモデルが設定されることがわかります。

　さらに、トレイルハンターでは、ルーフキャリアやスポーツバーなども設定されると予想できる画像もあります。

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　公開日のほか、その詳細がかなり明らかになってきた新型タコマ。世界初公開の日が待ちきれません。