うっかり「ルームランプ」消し忘れ…! 自動車の「バッテリー」はどれくらいの時間で上がっちゃう?

クルマの電動化が進む一方で「バッテリー上がり」は減少中? その理由は

 電動自動車(EV)やハイブリッドカー(HV)などクルマの電動化が進む現在において、逆にバッテリー上がりの件数が減少する要因とは何なのか、再び話を聞きました。

バッテリーが上がると救援車に助けてもらう必要がある(画像はイメージ)
バッテリーが上がると救援車に助けてもらう必要がある(画像はイメージ)

「バッテリー上がりによる救援要請件数は、昔と比べると1/3ほどに減少しています。10年以上前では、週に1回はバッテリー上がりに対処するため、ランチャー(大型のモバイルバッテリー)を持って救援に出動していましたが、現在では月に1回から2回程度といった具合です。

 バッテリー上がりが減った理由の一つとしては、クルマの“電化”が挙げられるでしょう。現在の新型車では、半ドア状態を自動で閉めて解決してくれる“オードアクローザー機能”が一般化しており、スライドドアのみならずヒンジドアにも浸透しつつあります。

 そのような機能が昔は存在しなかったため、ドアが半ドア状態になっていると気付かずにクルマを駐車してしまうことが多く、すると半ドアゆえにルームランプが点きっぱなしになってしまい、翌日にはバッテリーが上がってしまっていたのです」

 このように、便利な新機能が開発され普及したことでバッテリー上がりが減少したということでした。

 しかし、近年では駐車中も稼働する「ドライブレコーダー」や高性能な「セキュリティシステム」を搭載していることも珍しくありません。これらのアイテムが電力の消耗につながりバッテリー上がりを引き起こすことは無いのでしょうか。

「最近のクルマは駐車中も機能するセキュリティシステムを搭載していますが、その対策として大容量のバッテリーを初めから搭載しています。このことによっても、バッテリー上がりが減少しているのです」

 新しい機能や大容量バッテリーの普及によって、バッテリー上がりの発生件数は減少しつつあるということでした。

 しかし、すべてのクルマにそのような機能が搭載されているわけではありませんし、なによりも「うっかり」は誰しも有り得ます。

 ゴールデンウィークや行楽などでクルマに乗る機会も増えるこの時期だからこそ、ルームランプをはじめとするクルマの明かりの消し忘れには注意するべきでしょう。

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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