ホンダが「新型セダン」世界初公開! まさかの「スポーツクーペデザイン」採用! 速そうな「アコード」を上海ショーで披露

スタイリッシュな新型「アコードe:PHEV」の特徴は?

 中国向け11代目アコードの1つの特徴が、通常のガソリンモデルに加え、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルも展開されるという点です。

 先行して発表され、2023年1月に販売開始となった北米市場モデルでは、L15BE型1.5リッター直列4気筒VTECターボエンジンを搭載するガソリンモデル、そしてLFB型2リッター直列4気筒i-VTECエンジンとモーターを搭載するe:HEV(ホンダ独自のハイブリッドモデル)モデルが展開されています。

 ちなみに、2リッターターボモデルは先代限りで北米での販売を終了しています。

 一方で中国市場モデルではガソリンモデルは同じであるものの、新モデルからはe:HEVモデルではなく、プラグインハイブリッドである「e:PHEV」モデルを投入。

 中国独自のアコード e:PHEVはe:HEVモデルと同じエンジンをベースに、電動モーターと容量17.7kWhのバッテリーを搭載することで、純電動航続距離は82km、リッターあたり20.492 km(どちらも中国独自のCLTC方式で計測)という数値を達成しました。

 電動モーター単体での出力は181hp、システム合計で最高出力203hp/最大トルク335Nmを実現しており、これもパワフルな2リッターエンジンを搭載したことによる恩恵と言えます。

中国市場に設定された新型「アコードe:PHEV」
中国市場に設定された新型「アコードe:PHEV」

 中国市場は「EV一辺倒」とよく思われがちですが、実はそれ以上に勢いがあるのがPHEV市場です。

 中国の消費者層は依然としてEVに対する航続距離や充電インフラに対する不安を抱いており、より実用的で便利なPHEVを選択する傾向が顕著です。

 新エネルギー車に対する購入補助金の撤廃などの影響し、「EVよりもPHEV」という選択を行う消費者層が多いため、中国市場ではPHEVの投入が加熱の一途を辿っています。

 このような経緯もあり、2023年5月より中国でも販売される11代目アコードは、通常のハイブリッドモデルをPHEVモデルに置き換えるという選択を行ったと考えられます。

 また、PHEVのベースとなるエンジンは1.5リッターでは非力という意見も見受けられ、各メーカーともに「2リッターエンジン」をベースにしたPHEVを続々とリリース。

 アッパーミドルクラスのアコードe:PHEVに2リッターエンジンを搭載したのも、妥当な判断と言えます。

 アコードは北米市場と中国市場で大人気のモデルですが、販売台数自体は両市場ともに若干の減少傾向となっています。

 フルモデルチェンジだけでなく、中国独自のe:PHEVモデルで販売台数を増加に転じることができるかが焦点となるでしょう。

ホンダ・アコード のカタログ情報を見る

【画像】これはスポーツクーペセダン! 世界初公開された新型アコードの実車を見る!(20枚)

買って終わりじゃない!購入後も進化する最新トヨタ

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

3件のコメント

  1. 質感は良くなったように見えるけど、デザインは旧型のが美しさという点ではあったかな。もっとシビックに似せてボンネットあたりをふっくらさせればよかったのに。
    インサイトのが品がある美しいデザインだと思う。
    こっちのが高いのにグリルの網目の形状が良くない。

  2. ほんとに最近のホンダのデザインはダサい
    この車も一昔前のHyundaiか!みたいな。

    F1に片足だけ突っ込む姿勢と同じ 中途半端

  3. 新型アコード、カッコイイとは思うけど、他の人が言う通りZE4インサイトがエレガントでカッコ良すぎた。
    インサイトの見た目にアコードのエンジンやシステム、内装を搭載してくれないかなぁ

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー