スバルがワイルドすぎる「新型四駆」世界初公開!「クロストレック ウィルダネス」米で2023年秋発売へ
スバルが北米で展開する「ウィルダネスシリーズ」の最新モデルとして、新型「クロストレック ウィルダネス」が世界初公開されました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
ウィルダネスシリーズ第3弾は「クロストレック」
スバルの米国法人は2023年4月5日(現地時間)、ウィルダネスシリーズの最新モデルとして「新型クロストレック ウィルダネス 2024年モデル」をニューヨークオートショーで世界初公開しました。
フルモデルチェンジした「クロストレック」をベースに、道なき道で能力を発揮できるよう、メカニズムやデザイン、機能を強化しています。
パワートレインは、最高出力182hp、最大トルク176lb-ftを発生する2.5リッター水平対向エンジンを搭載。ディファレンシャルギアレシオの見直しやリニアトロニックCVTの再チューニングをおこない、オフロード性能の向上を図りました。
さらに、トランスミッションオイルクーラーの追加により、最大牽引力は2倍以上の3500ポンドに向上させています。
加えて、最低地上高は、通常モデルに比べて0.6インチ(約15mm)上げた9.3インチ(約236mm)を確保。その一方で、乗り降りしやすいようにステップ高は低く抑えたといいます。
フロントとリアのショックアブソーバーのトラベルストロークを長くすることで、荒れた路面でもタイヤが接地しやすくなり、車両の安定性を向上させたほか、ダンパー圧縮ストロークを長くすることで荒れた路面での吸収性を高め、滑らかな乗り心地を実現しました。
また、アプローチアングルは20.0度、デパーチャーアングルは33.0度、ランプブレークオーバーアングルは21.1度と、いずれも通常モデルよりも角度を拡大しています。
悪路走破性を高める「X-MODE」は「Snow/Dirt」と「Deep Snow/Mud」の2モードを用意。さまざまなコンディションでトラクションを最大化するために、エンジン出力とCVTのレシオポジションを最適化しました。
X-MODEを起動すると、低速/低比率勾配制御が自動的にスタンバイし、車両が低速で急勾配を走行していることを感知。CVTをもっとも低いレシオにシフトします。新型クロストレック ウィルダネス専用の低いディファレンシャルレシオと組み合わせることで、荒れた路面や岩場での低速走行など、アクセルのオン/オフを繰り返すような場面での走破性を高めます。
新型クロストレック ウィルダネスは、「アウトバック ウィルダネス」「フォレスター ウィルダネス」と同様に、オフロード感を強調したデザインを採用しました。
専用のフロント/リアバンパー、大胆な六角形のフロントグリル、大型のホイールアーチクラッディング、金属製のフロントスキッドプレート、六角形のLEDフォグランプ、マットブラック仕上げのアンチグレアフードデカールといった専用スタイリングを備えています。
また、フロントドアとリアゲートには、「SUBARU WILDERNESS」のバッジを配置。ボディ同色のルーフスポイラーやアナダイズドイエローのアクセント、ターンシグナルを内蔵したブラックのサイドミラー、専用デザインのホイールが、SUVのラギッドな印象を引き立てています。
なお、ボディカラーには、ウィルダネスシリーズ専用の「ガイザーブルー」が設定されました。
さらに、ラダー型ルーフラックシステムを搭載。176ポンドの容量と700ポンドの重量制限により、大型のルーフトップテントでも安全に使用することができます。
内装はアウトドアに適した仕様としており、シートは耐水性に優れた素材を使用。フロントシートのヘッドレストには「Subaru Wilderness」のロゴをエンボス加工しました。また、シフトレバーやメーターリング、本革巻きステアリングホイールには、アルマイト処理を施した銅色のコントラストステッチを採用し、インテリアにアクセントを加えています。
また、ピラートリムやアシストグリップ、オーバーヘッドコンソール、ヘッドライナーをブラックで統一しながら、ダッシュボードやドアなどにガンメタグレーのトリムを使用。全天候型フロアマットを標準装備し、ウィルダネスならではのデザインを実現しました。
荷室は、取り外しできる耐水性リアカーゴトレイを備えることで、濡れたり泥だらけになったりした荷物を積むことが可能。リアゲートには、夜間の視認性を高めるLEDライトが装備されています。
先進システムとして、ワイヤレス接続可能なApple CarPlayとAndroid Autoに対応する11.6インチマルチメディアプラスシステムやアイサイトドライバーアシストテクノロジーが標準装備されました。
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米国での新型クロストレック ウィルダネスの価格は3万1995ドル、日本円で約419万円で、2023年秋に同市場で発売される予定です。
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