何を努力するべき? 「自転車ヘルメット」の罰則無い「努力義務」とは? 法改正背景や正しい選び方とは
ではヘルメットはどのようにして選べばいいのか?
さらに、ヘルメットを選ぶ際にはきちんと効果が発揮できるものを選ばなければいけません。
まず大前提として「自転車用」のヘルメットを選ぶことが大切です。
ヘルメットには防災用や工事用などの種類がありますが、それらは落下物など上からの衝撃に特化したもので用途が異なるため、転倒や衝突に対応できる自転車用のヘルメットを選定しましょう。
デザイン性が高いものや通気性の良いものなどさまざまな種類のヘルメットがある中で、一定の安全基準を満たしたことを示す「SGマーク」が付いているかどうかも選定方法のひとつといえます。
また、大人には大人用のもの、子どもには子ども用ヘルメットというようにサイズが合ったものを選ぶのが望ましいです。
さらに着用する際にはヘルメットのズレや緩みをおさえるため、アジャスターを調節して頭にフィットさせる、あごひもをしっかりと締めることなどにも気を配りましょう。
自治体によってはヘルメットに関する補助金が支援される場所もあり、東京都足立区では安全基準を満たした自転車用ヘルメットが2000円引きで購入できるサービスを実施。
愛知県では50市町村で子どもや高齢者を対象としたヘルメットの購入費用の補助をおこなっています。
自転車用ヘルメットの購入を検討している人は、住んでいる自治体の制度について調べてみても良いかもしれません。
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2023年4月1日から、自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務となりましたが、着用をしていなくても罰則はないものの、事故の際に大きなケガをしたり、賠償金の関係で不利益となる可能性があります。
ヘルメットの着用については個人の判断に委ねられますが、マイナス面について考慮することも重要といえるでしょう。
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