もはや懐かしい! 三菱新型軽SUV「デリカミニ」登場で「パジェロミニ復活」に期待高まる!?
かつて三菱には、本格軽SUV「パジェロミニ」がラインナップされていました。2023年5月、新型軽SUV「デリカミニ」が登場する中、三菱ファンを中心に「パジェロミニ復活」を要望する声も見られます。
デリカの弟分「デリカミニ」登場にパジェロの弟分「パジェロミニ」を想う
三菱は2023年5月、SUVテイストの新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を発売します。
その成り立ちやネーミングから、本格軽SUV「パジェロミニ」を想い浮かべた人もいるはずですが、一体どのようなクルマだったのでしょうか。
パジェロミニは、三菱の本格四輪駆動車「パジェロ」の名を受け継いだ弟分として、1994年に誕生しました。
内外装は、パジェロをそのまま縮小したような無骨さが感じられるタフなデザインが特徴です。
モノコックボディにラダーフレームを組み込んだ「ビルトインモノコック構造」を採用するほか、四輪駆動システムに「イージーセレクト4WD」を搭載し、本格的なオフロードの走破性とオンロードの快適性を兼ね備えていた設計としています。
それまで軽の本格四輪駆動車といえば、スズキ「ジムニー」が唯一無二の存在でしたが、パジェロミニの投入により、販売競争を繰り広げるライバル関係となりました。
当初は4WDのみの設定でしたが、1996年には2WD(後輪駆動)モデルも追加し、ラインナップを拡大しています。
それと前後して1995年には、1.1リッターエンジンやワイドボディ化が図られた「パジェロジュニア」も登場し、兄貴分のパジェロと共に、大小のパジェロ3兄弟が勢ぞろいしました。
パジェロミニは、1998年に2代目へモデルチェンジ。丸目4灯の「パジェロミニ リンクス」や、クラシックテイストの「パジェロミニ デューク」といった派生モデルも追加しながら、2013年まで生産を続けました。
しかし2代目パジェロミニが販売終了後、後継車も誕生せず、さらに兄貴分のパジェロ自体も2019年に国内での販売を終了してしまいました。
そんな中、2023年1月13日から15日まで開催された「東京オートサロン2023」で、正式発売に先駆けて新型デリカミニが初披露され、SNSなどでは三菱ファンを中心に「パジェロミニの再来だ」と歓迎する声が見られます。
新型デリカミニは、三菱が50年以上の歴史を持つワゴン/ミニバン「デリカ」シリーズの弟分という位置づけで、特に4WD専用の現行型クロスオーバーミニバン「デリカD:5」が持つアウトドアイメージを色濃く受け継ぎます。
兄弟関係の強さは、パジェロミニの成り立ちと共通するものを感じます。
一方で、かつてパジェロミニのライバルであったジムニーが、2018年にフルモデルチェンジ。アウトドアブームの追い風もあって大ヒット作となり、デビュー5年目を迎えた今も長い納車待ちで話題を呼んでいます。
こうした背景もあり、SNSでは「今こそパジェロミニを」という熱いラブコールがみられるのです。
三菱からは公式な発表は一切ありませんが、復活が大いに期待されるところです。
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三菱で新型デリカミニの企画・デザイン開発に携わったデザイン本部 松岡亮介 プログラムデザインダイレクターは、そのネーミングについて次のように話します。
「デリカミニを先行発表した際、SNSなどでは『なぜ“デリカD:1”じゃないの』といった声があがっていました。
事実、我々も車名を検討する段階では候補として挙げていましたが、新規の車種としてはお客様に伝わりづらい点があると感じています。
その点で、パジェロミニのネーミングは参考になりました。“ミニ”の車名はすぐに軽自動車を想起させるとともに、親しみやすさやかわいい響きもあり、女性ユーザーも含め、身近に感じてもらえると思ったのです。
アウトドアレジャーなどのアクティブなライフスタイルをおくり、これまで三菱の軽を検討していなかった人たちにも、新型デリカミニの名が“刺さって”欲しいです」
中途半端な状態で復活させるくらいなら、
ジムニーOEMの方が良い。