2023年2月20日、日産の欧州法人（以下、日産）はフランス・パリで発表された「ウィメンズ・ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー（WWCOTY）2023」の部門賞において、同社の新型SUV「エクストレイル」が選ばれたことを発表しました。

　WWCOTYとは、63人の女性自動車ジャーナリストによって審査・授与される国際的な賞で、2023年で第13回目を迎えます。

　今回新型エクストレイルは「ベストラージSUV」部門での受賞となり、これによって今後WWCOTYの総合賞を争う権利を獲得しました。

　エクストレイルは、2000年の初代モデル登場以降「タフさ」を前面に押し出したSUVという独自のポジションを確立し、世界で100以上の市場で販売されるグローバルモデルに成長。歴代累計販売台数は630万台を超え、日産のビジネスをけん引する主力車種として名を連ねています。

　日本では2022年7月に現行モデルとなる4代目エクストレイルが登場し、全車がシリーズハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載。さらに電動4WDシステム「e-4ORCE」を採用するなど、日産の最新技術を数多く搭載しています。

　また、歴代モデルから受け継いできた「タフさ」に加えて4代目モデルでは「上質さ」も身につけることで、より多くのユーザーへ訴求できる魅力も獲得しています。

　今回のWWCOTYではエクストレイルの「室内の広さ」や「運転性能」、日産独自の電動パワートレイン「e-POWER」が高く評価され、受賞へとつながりました。

　この受賞について、日産のCEOである内田誠氏は次のように述べています。

「新型エクストレイルが最高の栄誉を受賞したことを嬉しく思います。同車は20年以上の伝統を持つ日産SUVのアイコンであるとともに、日産で最も成功したグローバルモデルのひとつです。

　また、設計および開発プロセス全体を通して女性ユーザーからの声を考慮して製造されているので、それがこのような形で認められたことに喜びと誇りを感じます」

　今回、WWCOTYのベストラージSUV部門を受賞した新型エクストレイルは、WWCOTYの総合賞「ベスト・カー・オブ・ザ・イヤー2023」の最終選考へと進むことになりました。

　ベスト・カー・オブ・ザ・イヤー2023の発表は2023年3月8日におこなわれる予定となっており、新型エクスレイルがさらなる名誉を獲得できるかに注目が集まります。