「日本車」なのに日本にない? 「なぜ売らない!?」海外トヨタ・日産・ホンダ「使える」3列シートSUV 3選
海外には日本では売られていない「日本車」が数多くあります。今回はその中でも「3列シートSUV」3選をお届けします。
「日本でも売ればいいのに」と思わずはいられない!?
日本の自動車メーカーは、世界各国のニーズにあわせ独自モデルを造り分けることを得意としていて、例えば米国でファミリーカーとして人気を集める3列シートSUVの多くが日本車ブランドだといいます。
今回はそんな「日本にはない日本車」3列シートSUV 3選を紹介します。
●実は「RAV4」「ハリアー」の親戚!? トヨタ「ハイランダー」
トヨタが北米や中国市場で発売する3列シートSUV「ハイランダー」は、2000年登場の初代モデルのみ「クルーガー」の名前で国内展開もされていました。
2019年登場の現行型(4代目)は、グローバルで販売されるセダン「カムリ」やSUV「RAV4」などが使用するTNGA GA-Kプラットフォームをベースに誕生しています。
ボディサイズは全長4950mm×全幅1930mm×全高1730mm、ホイールベースは2850mmです。
ちなみにRAV4のボディサイズは全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm、ホイールベース2690mmで、同じプラットフォームとはいえかなり大型化されていることがわかります。
そのため1列目から3列目までそれぞれの座席にも十分なゆとりが確保されています。
搭載するパワートレインは、2.5リッターハイブリッドや2.4リッターガソリンターボなどが用意されています。
ハイランダー2023年モデルの米国での価格は、約500万円から約723万円です。
●日本では見ない「ゴツいホンダ!?」 ホンダ「パイロット」
ホンダ「パイロット」も、北米市場を中心に日本以外で展開される3列シートのフラッグシップSUVです。
2022年11月22日には米国で「ホンダ史上最大・最強のSUV」として4代目モデルが発表されています。
ボディサイズは全長5085mm×全幅1994mm×全高1829mm、ホイールベース2891mm(パイロット スポーツ)。
先代に比べスクエアさを増した水平基調フォルムはオフロードイメージが高められ、タフな印象を強めました。
2列目シートをベンチタイプとし、3列シートレイアウトの乗車定員は8名となっています。
パワートレインは3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンと10速ATを組み合わせ、最高出力285hp、最大トルク262lb-ftを発揮。AWD(四輪駆動)システムも強化され、悪路走破性やけん引能力も高められています。
新型パイロット2023年モデルの米国での販売価格は、約537万円から約715万円となっています。
●「ランクル」ライバルとして復活希望! 日産「アルマダ/パトロール」
日産の大型SUV「アルマダ/パトロール」は、乗用車系プラットフォームをベースに開発されたハイランダーやパイロットの成り立ちとは異なるモデルです。
極めて厳しい悪路走破にも対応できるラダーフレームを備えた本格的な四輪駆動車の成り立ちとなっています。
初代パトロールのデビューは1951年。トヨタ「ランドクルーザー」と並ぶ非常に長い歴史を持つブランドです。
パトロールは5代目モデルまで日本でも販売がおこなわれていて、3代目からは「サファリ」と名乗っていましたが、2007年に販売を終え、主に中東など四輪駆動車需要の高い国や地域で販売が行われています。
現行型パトロールは6代目。そして北米向けのアルマダが2016年に2代目(現行型)へモデルチェンジした際、パトロールの兄弟車となっています。
全長5306mm×全幅2029mm×全高1925mm、ホイールベース3076mm(アルマダ)の大型サイズで、余裕ある3列シートレイアウトを確保します。
5.6リッターV型8気筒ガソリンエンジンが搭載され、粘り強くパワフルな走りを実現。
2021年モデルでマイナーチェンジがおこなわれ、Vモーショングリルなど最新の日産デザインにアップデートされました。
ちなみにアルマダ 2023年モデルの米国価格は、5万400ドル(約699万円)から6万1370ドル(約967万円)までとなっています。
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