グリーンルームと呼ばれる完全個室を完備する高速バスのラグリアは、専用のエアクリーナーが備わっており、新型コロナウイルス感染症が流行している間での旅行でも安心できると好評です。

　2021年12月の運用開始後、変わらずの需要があるようですが、今後実施予定のサービスなどはあるのでしょうか。前出の担当者は以下のように話します。

「高速バスに直接関係するサービスではないのですが、KDDIとの実証実験として『ARグラス』を使ったサービスに取り組んでいます。

　バス車内で、城崎温泉周辺の観光地案内の映像やARグラスでの没入感のある大画面映像を見ることができるサービスとして提供しています。

　先月、このARグラスをさらに進化させたサービスを城崎温泉内にて実証実験しました。

これは、開発中のARグラスを活用した『プライベートガイドシステム』です。

　観光地でお客さまにARグラスをレンタルしていただき、ARグラスをかけていただいたら見える映像について、遠隔地にいるバスガイドが詳しくご案内するサービスです。

　2022年11月中に第一弾の実証実験をおこない、さらに機能を強化して再度実証実験をおこなう予定です」

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　エアクリーナーが備わった完全個室や観光をより一層楽しめるサービスが魅力の「ラグリア（LuxRea）」ですが、利用料金は大人片道運賃にプラス1000円となっています。

　今後新型コロナウイルス感染症の拡大が落ち着き、国内旅行を楽しむ人が増えてきた際は、ラグリアの需要がますます高まるかもしれません。