街中で見かける「パトカー」実際何しているの? 意外と知らない!? “警察官のパトロール” の全容とは
街中でパトカーを見かけることがありますが、具体的にどういったことをしているのか知っている人は少ないかもしれません。今回は元警察官Bさんに話を聞きました。
意外と知らない!? 警察官のパトロールの全容とは
クルマで街を走っていると、巡回するパトカーを見かけることがあります。
一方でどんなことをしているか、知っているという人は少ないかもしれません。では、具体的にどんなことをしているのでしょうか。
今回は交番勤務6年、生活安全部門で2年携わってきた経験を持つ元警察官のBさんに話を聞きました。
皆さんの住んでいる地域は、「地域警察官」と呼ばれる制服を着た警察官が中心になってパトロール、事件事故対応などをおこなっています。
地域警察官は、その名の通り地域に密着して地域住民や企業、自治体などと協力しながら地域の安全を守る任務を担っています。
地域警察官は、地域の交番や駐在所、自動車警ら隊などに配置されており、さまざまな形態で勤務に当たっています。
例えば、交番勤務には立番、在所、警ら、巡回連絡といった通常勤務があります。
立番は交番の外の適当な場所に立って警戒に当たる、来所者の届け出に対応するなどの勤務であり、巡回連絡は担当する地域を巡回し、家庭や事業所などを訪問する活動のことをいいます。
なかでも「警ら」と呼ばれる勤務が、よく見かけるパトロール活動にあたります。
地域警察官運営規則第19条では、交番勤務及び駐在所の警らは「所管区を巡行することにより、管内状況の掌握を行うとともに、犯罪の予防検挙、交通の指導取締り、少年の補導、危険の防止、市民に対する保護、助言及び指導等に当たるものとする」と定められています。
つまり、交番や駐在所の警察官はパトロールをしながら管轄している地域の地形や交通状況、住民の居住実態などを把握しつつ、不審者に対する職務質問、交通取り締まりなどさまざまな業務をおこなうことが決められています。
このパトロールは、パトカーだけではなくバイクや自転車などでおこなわれることもあります。
こうしたパトロール活動で地域の状況をしっかりと把握しておくことで、交通事故を未然に防止する、空き家の多い地区で空き巣被害が発生しないように警戒するなど、事前の対策をとることができます。
具体的には上記第19条にあるように「犯罪の予防検挙」、「交通の指導取締り」などをおこなっていますが、例えば犯罪の予防検挙というのは、不審者に対する職務質問のことを指します。
職務質問は、警察官職務執行法第2条第1項をもとにおこなわれる活動ですが、私が過去に警察官として勤務していた時は、職務質問によって覚せい剤を使用している人、凶器を持っている人などが検挙される事例もありました。
一方で職務質問をした結果、不審点が解消されるケースも多いので、職務質問に応じてくれた人への感謝の気持ちを持って取り組む意識を持っておこなうようにしていました。
また交通の指導取締りというのは、地域での交通事故の発生状況や、地域住民の要望などを考慮した交通取り締まり、交通安全指導の任務を指します。
私が過去に担当していた地域では、見通しの悪い交差点での一時不停止や小学生の通学路付近にある横断歩道の横断歩行者妨害などを取り締まって欲しいという要望があったため、重点的におこなっていました。
また、夜間にライトを点灯していない、2人乗りをしているなどの自転車に対しても交通指導をおこないます。私が取り締まりをおこなっていた際は、ライトが切れていることに気づかずに自転車に乗っている人もいました。
そのほかパトロール中に深夜徘徊をしている少年を見つけ、補導した事例もあります。
夜は人が少なくなり、少年が犯罪に巻き込まれる危険性もあるため、とくに注意しながらパトロールをおこなっていました。
さらに、パトロール中には事件や事故の通報を受けて現場に向かうことも多くあります。
事件や事故の110番があった場合は、各都道府県警察本部の通信指令室から事故現場を管轄する警察署に対し、現場へ向かうように指令が出ます。
そして、指令を受けた警察署から警察官に対して現場急行の指示が出て、警察官が現場対応をするという流れになります。
パトカーには無線が搭載されており、また警察官自身も無線機器を装着しているので、無線指令を受けて現場に向かったり、現場の状況を無線で報告したりします。
このように、地域警察官は日々、万引きや器物損壊、暴行事案などのほか、交通事故などさまざまな通報に対応しています。
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普段何気なく街中で見かけるパトカー。
地域の安全を守るためにさまざまな業務をおこなっていることが分かりました。
地域にも依るのだろうけど、ドライバーから見た危険箇所っていうのはかなり在るんだけど、いちいち指摘してあげないと警察も対策してくれないんだよね。もしかして対策することが面倒くさいのだろうか。それとも危険感受性が低いのだろうか。
先日の40km/hまで出るカートで11歳女児が2歳幼児を轢いてしまった函館のイベント。ああいうのにも警察が出張って安全対策の確認をしてあげれば良いと思うのだが。危険感受性ってのは個人差が非常に大きいので、警察だから危険感受性が高い人とは言いきれない部分もあるけど。イベント主催側も警察官に立ち会って貰えれば何かが変わったかもしれない。
目についた相手を無差別にテキトーに職質するわ、信号無視する際には一時的にサイレンを鳴らすわなど、奴らも暇なんだろ
下らん言いがかりの理由で職質する暇があるのなら、近所の喧しい珍走団どもをとっとと検挙してほしい。何のための警察だ?