例外的に未使用!? ナンバープレートに使われていない「3つの数字」があった! 意外と知らない人多い?
ナンバープレートのなかでも目立つのが1桁から4桁の一連指定番号ですが、実は欠番があるといいます。
ナンバープレートに使われていない3つの「欠番」とは
ナンバープレートにはさまざまな情報が書かれており、なかでも最大4桁で大きく書かれた「一連指定番号」はひとつの目印となります。
実は、この一連指定番号には用いられていない欠番があるといいます。
ナンバープレートには、左上には「品川」「練馬」などクルマを登録した地域、その横には自動車の分類番号、左下にはクルマの用途別に用いられているひらがなが記載されています。
そしてなかでも目立つのが「一連指定番号」で、ナンバープレートの目印ともいえるでしょう。
最近では自身でナンバープレートの番号を希望できる「希望ナンバー制度」が導入されており、4桁以下のアラビア数字の1から9999を自由に選ぶことができます。
特に人気の高い番号は「抽選対象希望番号」と呼ばれ、当選した人のみが取得できるというケースもあります。
例えば全国一律の抽選対象番号はラッキーセブンともいわれる「7」や「777」「7777」のほか、ゾロ目の「5555」「8888」なども対象となっており、ほかにも各地域によって抽選となる番号もあります。
このように好きな数字に設定することもできますが、これを希望しない場合は「・・・1」から「99-99」までの4桁以下の数字が順番に交付されます。
しかし、順番に発行される数字のなかで「42」「49」「13」の3つが欠番となっており、用いられていません。なぜ欠番となっているのでしょうか。
一般社団法人和歌山県自動車整備振興会の資料では、レンタカーや駐留軍人などのクルマを除いた自動車運送事業の用に供する自動車及び自家用自動車の一連指定番号について、「42」「49」及び抽選対象希望番号を使用しないことと記載されています。
レンタカーについても下2桁に「42」と「49」を使用しないと定められているものの、それぞれ理由については明記されていません。
また「13」について、駐留軍人・軍属私用等のクルマのうち、平仮名等がE、H、K、M又はYである場合に下2桁の数字として使用しないと決められていますが、これも同様に理由は明らかになっていません。
このようにはっきりとした理由について公式には公表されていませんが、「42」は「死に」、「49」は「死苦」など縁起の良くない言葉を連想させるため、使用されない数字になったと言い伝えられています。
また「13」についても西洋で不吉とされる数字だからといわれているようです。
過去に全国自動車標板協議会の担当者は「かなり昔から欠番とされているのですが、当時の運輸省が配慮したということなのだと思います」と説明しています。
実はナンバープレートに書かれている左下のひらがなについても、用いられていない文字があります。
これについても明確な理由は明らかとなっていませんが、「し」は「死」を連想されることなどから使われてないという言い伝えがあります。
このように使われない番号や文字について決まったのは今から随分と昔のことといえますが、縁起の悪い文字やイメージの良くない文字を避けたいという理由が込められていると考えられます。
日本の文化的な思想が関係しているといえるでしょう。
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一方でこれらの数字はあくまで通常は割り当てないというだけなので、希望ナンバー制度を利用して自身で希望すれば「○○-49」、「○○-42」などの番号にできます。
13の数字についても同様となっているため、ナンバープレートとして存在しないということはないようです。
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