2022年9月4日、ドイツの高級車カスタムメーカー「KLASSEN」（クラッセン）が、「バンカー MGR_1496」の写真をSNSに投稿しました。これはメルセデス・ベンツ「Gクラス」を豪華内装の装甲車に改造したものです。

　メルセデス・ベンツ「Gクラス」は、機能性を優先したシンプルなボディデザインが人気の最高級クロスカントリーSUV。オールラウンダーとしての優れた性能と高級感を兼ね備えています。

　Gクラスを豪華内装の装甲仕様に改造したのはKLASSENというドイツのカスタムメーカーです。同社は、ベントレーやキャデラック、レクサスなどの高級車をリムジンや豪華内装仕様、装甲車仕様などに改装・販売しています。

　KLASSENがGクラスをベースに改造したバンカー MGR_1496のエンジンは、最高出力585馬力を発揮するV型8気筒エンジン。これにオートマチックトランスミッションが組み合わされます。

　乗車定員は4名、通常のGクラスと違い2列目の左右シートを独立化し、中央に大型センターコンソールを配置したキャプテンシート仕様になっています。外装色はブラック、内装はホワイトです。

　そしてこのクルマは豪華さだけがウリな訳ではありません。

　銃撃などに備え、防弾ガラスへの換装やアンダーパネル装甲などの追加、ドアヒンジの強化、サスペンションの強化など様々な改造がおこなわれており、その乗員保護レベルは、SVD（狙撃銃）の7.62mm弾丸にも耐えられるVR8レベルに達します。

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　KLASSENは、SNSでバンカー MGR_1496の写真を以下のようなコメントとともに投稿しています。

「KLASSENの製品やサービスは、お客様の期待に基づいています。そのため、全従業員はこの要求を満たし、可能であればそれを上回るように努力しています。」（編集部訳）

　KLASSENはナイジェリアやコンゴ、ウクライナなど6か国に拠点を持っていますが、日本にはありません。しかし同社の車両は、日本にも輸入された実績があるようです。