ついにトヨタ新型「クラウン」が21インチホイール採用! なぜ大径化進むの? サイズアップするメリットとは

クルマにとって欠かすことのできないパーツであるホイールは、この数十年でどんどん大径化しています。大径化にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ついに21インチも登場!どんどん大きくなるホイール

 ホイールは、クルマのパフォーマンスやスタイリングに大きな影響を与える、もっとも重要なパーツのひとつです。
 
 クルマにとって欠かすことのできないパーツであるホイールは、この数十年でどんどん大径化しています。大径化にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

ついに新型「クラウン」では21インチホイールを装着! どこまで大きくなるのか?
ついに新型「クラウン」では21インチホイールを装着! どこまで大きくなるのか?

 そのサイズは車種によって大きく異なりますが、現在販売されている新車に純正装着されているものを見ると、軽自動車では14インチから15インチ程度、一般的な乗用車であれば16インチから18インチ程度のものが主流となっています。

 また最近のSUVでは、19インチ、20インチを上級グレードに設定する様子も見られています。

 こうした、ホイールのサイズは年々大径化している傾向です。

 例えば、1979年に登場し、47万円という価格で人々を驚かせたスズキ「アルト」は12インチのホイールが採用されていますが、現在販売されているアルトは14インチのものが装着されています。

 また、国産高級車の代名詞であるトヨタ「クラウン」の場合、1983年に登場した7代目では14インチのものを装着しているのに対し、2022年7月になった新型(クロスオーバー)ではベースグレードで19インチ、スポーツグレードの「RS」などでは、国産車としては最大級となる21インチのホイールが採用されました。

 ホイールサイズの大径化は全世界的な傾向となっています。その背景には、安全基準の厳格化などによりクルマそのもののサイズや重量が増したことなどにより、ボディを支えつつ制動力を維持するために、大型のブレーキキャリパーを装着する必要があったことが挙げられます。

 加えて、タイヤ製造の技術が進歩したことで、より扁平率が低く、走行安定性や静粛性、耐久性に優れたタイヤを開発することができるようになったこともホイールの大径化の一因といえます。

 また、近年では、EVをはじめとする電動モーターを採用するクルマが増えています。電動モーターはその特性上、発進時から最大のトルクを発揮することが可能です。

 電動モーターのトルクの太さを活かしたスムーズな発進は、EVやハイブリッド車の大きな魅力ですが、それゆえに、ホイールが小さすぎるとトルクを十分に受け止めることができず、最悪の場合ホイールスピンしてしまう可能性があります。

 一方、ホイールを大径化させ扁平率の高いタイヤを装着することにより、タイヤの空気圧を高い状態に保つことができます。タイヤの空気圧が高いと、走行時のたわみ(変形)を最小限に抑えることができ、省燃費・省電費につながるというメリットがあります。

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4件のコメント

  1. 自動車記事でタイヤ偏平率の高低を逆に記載して掲載するのは如何なものかと。
    自動車離れに知識迄低下

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

    • 高扁平タイヤ=低扁平率タイヤ、でいいんですよね? 浜ゴムの人から教えてもらいましたけど。

  2. 幻覚 を見ているようだ

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