ホンダが「新型SUV」をまもなく発表か 派生車先行発表でようやく「2代目ヴェゼル」を中国市場に導入へ
ついに本家ヴェゼルが中国市場に導入? どのような仕様となるのか?
中国においてヴェゼルとそれをベースとした派生車は独自の販売を展開していますが、ここにきて本家となる2代目ヴェゼルが中国市場に導入される動きが出てきました。
この情報が判明したのは中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトです。
工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが新型車を製造・販売する前にその情報を工信部に届け出る必要があります。
公開された情報には車両の写真や詳細なスペックが掲載されています。
外観は基本的に日本で販売されている2代目ヴェゼルと同一で、後ろに「広汽本田」のエンブレムが装着されている点だけが異なります。
また、日本仕様では「e:HEV PLaY」グレードにのみ設定されているツートンのボディカラーや、ルーフ全面を覆うパノラマルーフも中国仕様ではオプションとして設定されることがわかります。
外観は日本での2代目とほぼ同一となっていますが、パワートレインは日本と異なっています。
本仕様ではガソリンモデルとハイブリッドの「e:HEV」モデルを用意しているのに対し、中国仕様ではハイブリッドモデルの設定はなく、広汽ホンダが製造するL15C型1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載するガソリンモデルのみです。
環境に優しいモデルの役割は、既に中国にて販売されている電気自動車「e:NP1」に任せ、ヴェゼルをガソリンモデルのみとすることで、それぞれの立ち位置はより明確なものになります。
そうしたなかで、今回明らかになった新型ヴェゼルの中国仕様車は2022年内には発表される見込みです。
筆者(加藤ヒロト)の予想では、広汽ホンダのお膝元で2022年11月に開催される「広州モーターショー」にて、何らかの発表がおこなわれるのではないかと予想します。
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ホンダは中国市場で多様なSUVを販売しています。
XR-Vとヴェゼル以外に、新型CR-Vとその姉妹車のブリーズ、中間を担うZR-Vなど。
さらにガソリン車、純電動モデル、PHEVと多くの選択肢を用意することで競争が激化するSUV市場でも存在感を発揮していくことでしょう。
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