道路脇に居て日給3万円!? 「カチカチ」する人は何を見てる? 一部では廃止も! 交通量調査員の仕事内容とは

国土交通省はAI化! 今後はその余波は広がる? 人手による観測は無くなるのか?

 人工知能(以下、AI)やコンピューターが発達している時代であるのにもかかわらず、交通量調査は、なぜいまだに人の手で実施されているのでしょうか。

 前出の担当者は、人の手で交通量を調査する理由について、以下のように話します。

「私たちは変わらず人の手で交通量をカチカチとカウントしています。人工知能などのコンピューターを使用した場合、その機械を管理する担当者が必要になります。

 また、ビデオやカメラなどの場合は、それを確認するという作業を人がおこなう必要があります。

 そのため、コストという観点からみても、人の手で調査をおこなうのが一番効率が良いと考えております。

 しかし、いずれAIなどの人工知能や機械の精度が高くなった場合は、すぐに導入したいと思います」

道路脇で「カチカチ」する交通量調査員は今後減っていくのか?
道路脇で「カチカチ」する交通量調査員は今後減っていくのか?

 その一方で、前述の通り国土交通省は交通量調査に関して、AIを導入するため2021年秋から人手による調査を廃止しています。

 コスト削減だけではなく、調査における効率の向上という点から、人の手に代わって、AIなどの情報通信技術を活用する方向性に変更されました。

 国土交通省が公表している「CCTVカメラ(AI解析)の精度に関する報告」では、簡易交通量調査における自動車交通量の精度は、非混雑時でプラスマイナス10%以内の精度が確保できている区間は約7割であるといいます。

 また同資料では、今後のCCTVカメラ(AI解析)の精度向上に向けた取り組みについて「新道路技術会議による研究開発」「画像データオープン化による、AI解析精度の向上」「メーカーとの精度向上に向けた技術開発等の促進」などの案を挙げています。

※ ※ ※

 ちなみに交通量調査員の給与は、ある求人の募集要項によると、勤務時間は7時から翌7時の実働16時間、日給は3万円となっています。

 ほかにも、12時間勤務の場合に日給1万3000円、24時間勤務で2万6000円といった求人もあるようです。

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