汚れすぎにご注意!「エンジンルーム」水洗いしても大丈夫ってマジ!? 洗浄方法と意外な効果とは

クルマのボディの汚れを気にして洗車をする人は多いですが、エンジンルームも意外と汚れているものです。このエンジンルームにはECUやヒューズなど重要な電子部品もあり、ボディと同じようにそのまま水洗いというわけにもいきません。どのようにしたら良いのでしょうか。

エンジンルームは意外と汚れている!?

「洗車」というと、最初に思い浮かぶのはボディの洗浄でしょう。そして、ボディ以外にも洗うことができるクルマの部位のひとつとして「エンジンルーム」があります。

 エンジンルーム内部は外からは見えないのですが、タイヤが巻き上げた泥や砂、雨水などが入り込み、さまざまな汚れが日々蓄積されているのです。

エンジンルームは水洗いできるってホント?
エンジンルームは水洗いできるってホント?

 エンジンルームの洗浄は簡単にできないようなイメージがありますが、注意点を守れば自分で洗うことも可能です。

 ディーラーなどでおこなう一般的な洗浄方法は、養生→ボンネット裏洗浄→エンジンルーム洗浄→エアブロー→各所艶出しといった手順になります。

 エンジンルームには、エンジン出力を制御するECU(制御頭脳と言われるコントロールユニット)や過電流が流れた際に電装品を保守するヒューズボックスなど重要部品が多数存在。

 クルマの構造上、走行時に下から跳ね上がる水に関しては設計上ある程度問題ありませんが、上方向からの水に関しては弱い部分があります。

 そのため、ECUやヒューズボックスといったパーツを水で濡らさないよう、事前に養生が必要です。

 車種によって異なりますが、ECUは一般的にプラスチック製のカバーに覆われている弁当箱程のサイズのもので、通常カバーが本体に上から被さるように爪で固定されているのですが、経年劣化とともにカバーにヒビが入りそこから水が入り故障の原因になることから、濡れないように養生します。

 ヒューズボックスもECUと同じくらいの大きさで黒色をしており、カバー裏面もしくは表面に対象部品とアンペア数が記載されています。

 もし水に濡れてしまうと、ヒューズが錆びて電流ショートやヒューズエレメント断線を招き重要な電装品まで電流が届かなくなり電装品が動かなくなります。

 ヒューズボックスの中にはにはエンジン制御回路やオルタネータ、エアーコンプレッサーなどの重要部品のヒューズも組み込まれているので、それらの電装品が動かなくなることは重大なトラブルにつながる可能性もあることから事前養生をオススメします。

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