レンタカー店では実際に返却日を過ぎても返さず長期間延長し、乗り逃げなど悪質なケースが多数発生しているようです。

　では、この場合店舗ではどういった対応が取られているのでしょうか。

　これについて、前出の担当者は以下のように説明します。

「まず貸出店舗から電話連絡（複数回）、返却督促のメール、お客さま宅へ訪問、フランチャイズ本部から電話連絡（複数回）、返却督促のメールといった対応をおこないます。

　その後、貸出店舗から内容証明送付、警察およびレンタカー協会に相談、運輸支局で車両の抹消手続きをおこないます。

　運輸支局で車両の抹消手続きが完了すると、車検切れ、無保険の車両となりますので、公道を走ることは「違法行為」となります。そのため、返却督促のメール、内容証明などではその点を強調し返却を促します。

　また、並行して利用拒否対象者（いわゆるブラックリスト）として登録し、全国の店舗で利用できないように対応します」

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　過去のニュースでは、利用者が「延長していて店舗へ連絡しづらくなった」「長期間利用して返しづらくなった」などと供述しているケースもあり、返しづらくなったことで延長を繰り返してしまう人もいるようです。

　しかし、レンタカーはあくまで一時的に借りるサービスであるため、きちんとルールを守って利用するよう心がけることが大切です。