385万円のグリルレス風ワゴンが日本上陸!? 中国BYD「e6」 バス定評も乗用車の販路拡大はあるのか?

中国の大手自動車メーカーのひとつ「BYD」はひっそりと日本の乗用車市場への参入を果たしていました。BYDとはどのようなメーカーなのでしょうか。

経産省の資料には「定価」の記載も

 中国の高級車ブランド「紅旗」や韓国最大の自動車メーカー「ヒュンデ」、さらにはヨーロッパで人気の「オペル」など、海外の自動車ブランドの日本(再)進出が話題となっている昨今、ひっそりとではありますが、中国の大手自動車メーカー「BYD」も日本市場への参入を果たしていることが明らかになりました。

このデザインはいい感じ! タフな走りと 圧倒的な航続距離。 乗り心地を追求したEV 自治体・法人向け純電気自動車となるBYD「e6」(画像提供:BYD JAPAN)
このデザインはいい感じ! タフな走りと 圧倒的な航続距離。 乗り心地を追求したEV 自治体・法人向け純電気自動車となるBYD「e6」(画像提供:BYD JAPAN)

 経済産業省が発表した2021年度補正予算における「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」の補助対象車両を記した添付資料では、各メーカーの電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)、そして燃料電池車(FCV)に並んで、BYDのミドルクラスEVである「e6」の名を見ることができます。

 資料によると、e6の型式は「不明」、定価は385万円、そして補助見込額は60万円となっています。

 クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金が補助対象としているのは、事実上新車購入が可能な正規販売車両のみであるため、その定義でいえば、BYDは日本市場で正規販売をおこなっている自動車メーカーのひとつに数えることができます。

 実は、公共交通用の車両、つまりバスにおいては、BYDはよく知られた存在であり、東京や京都などの大手バス事業者では同社のEVバスがすでに導入され、BYDの日本法人も存在しており、日本語の公式サイトも用意されています。

 日本ではまだ無名の存在といえるBYDですが、もともとはPC用などのバッテリーメーカーとして1994年に創業したという背景から、現在では世界最大級の車載用バッテリーメーカーという側面も持っています。

 いうまでもなく、車載用バッテリーはEVの心臓部であり、電動化の進む昨今の自動車産業においては、車載用バッテリーの生産能力があることは大きな強みとなります。

 実際に、BYDは中国本土で多くのEVをラインナップしているだけでなく、一部は欧州市場でも販売されています。

 今回日本に導入されたe6も、価格帯やボディサイズは日産「リーフ」と近く、国産自動車メーカーにとっては脅威になるかもしれない存在です。

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2件のコメント

  1. 発火する中国車は日本に来ないで欲しい。ダンピングで日本の産業を破壊するな。

  2. BYDって青いマスク作ってるところだっけ。

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