13年経っても人気は怪物級!? トヨタSUV「ランクルプラド」の堅調ぶりがスゴかった
現行のトヨタ「ランドクルーザープラド」は、発売から13年が経つほどのモデルライフの長さを誇りますが、いまでも売れ行きが堅調だといいます。どれくらい売れているのでしょうか。
2022年現在の納期は「6か月以上」
トヨタが2021年8月に発売した新型「ランドクルーザー」(300系)は、多くのユーザーから注目を集め、またたく間に人気を獲得。
世界的な人気の高まりも受けて生産が追いついておらず、2022年1月中旬時点で納期の目処が4年となっています。
しかし新型ランドクルーザーの影に隠れて、シリーズ内にある“もうひとつのランドクルーザー”も売れ行き好調ということです。いったいどういうことなのでしょうか。
トヨタは国内で、新型ランドクルーザーのほかに「ランドクルーザープラド」も展開しています。
トヨタのランドクルーザーは3タイプあり、新型ランドクルーザーが「ステーションワゴン」に分類されるのに対し、ランドクルーザープラドは「ライトデューティ」に属します(もうひとつの「ヘビーデューティ」は、2022年現在日本未導入のランドクルーザー70系)。
ランドクルーザープラドの現行モデル(150系)は2009年に発売されました。
その後、フロントフェイスの変更も含めたマイナーチェンジや一部改良がおこなわれてきたものの、2022年時点で発売から13年を迎えた息の長いモデルです。
日本自動車販売協会連合会(自販連)によると、2021年12月の「ランドクルーザーW」の販売台数は2626台を記録。総合20位につけています。この台数は新型ランドクルーザーとランドクルーザープラドを合算した台数です。
では、内訳はどのようになっているのでしょうか。
トヨタによると、2021年(1月から12月まで)のランドクルーザーシリーズの年間登録台数は3万2530台(データはトヨタ集計、以下同様)。
内訳は新型ランドクルーザーが1540台(約5%)、ランドクルーザープラドが3万990台(約95%)です。
新型ランドクルーザーは長納期により登録が間に合っていないことがこの結果につながっていると考えられます。
一方、このデータによるとランドクルーザープラドは月平均約2600台が販売されていることになります。
前述の自販連ランキングと照らし合わせても、現行モデルがランドクルーザープラド(150系)より後に発売されたトヨタの「クラウン」や「C-HR」より多くの販売台数を記録している状況です。
注目されすぎるがゆえ長納期も話題になる新型ランドクルーザーですが、この人気の高まりにあわせてランドクルーザープラドにも注目が集まるかもしれません。
ちなみに2022年1月下旬時点で、トヨタがアナウンスするランドクルーザープラドの納期は6か月以上とされており、新型ランドクルーザーよりは早い納車が期待できるかもしれません。
それではここでクイズです。
現行ランドクルーザープラドの生産工場は、次のうちどれでしょうか。
【1】高岡工場
【2】元町工場
【3】田原工場
【4】羽村工場
※ ※ ※
正解は【4】の「羽村工場」です。
羽村工場は東京都羽村市にある日野自動車の工場で、主要製品としてランドクルーザープラド以外のトヨタ車では「FJクルーザー」(2022年現在日本未発売)も挙げられています。
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