軽ナンバーなぜ「真ん中」じゃない? 運転席側の配置多し! 一部では「真ん中」採用と異なる理由とは

軽自動車のナンバープレートの位置はフロント中央部ではなく、ズレていることが大半です。なぜ普通車(登録車)とは異なる位置にあるのでしょうか。

軽自動車のナンバープレートは左右にずれて設置されている

 クルマのナンバープレートは、公道を走行する、すべてのクルマに装着が義務とされています。
 
 フロント部分に関して多くのクルマでは中央部に配置されていますが、軽自動車では左右にずれて装着されているものも見かけられます。
 
 なぜ、一部の軽自動車では左右にズレて配置されているのでしょうか。

軽自動車のナンバープレートは正面から見て運転席側にズレていることが多い
軽自動車のナンバープレートは正面から見て運転席側にズレていることが多い

 軽自動車(乗用)は黄色いナンバープレートを装着しており、フロント部分の装着位置は左右のどちらかに偏っている場合が多く見られます。

 このことについては、疑問に思うユーザーも多いようで、SNSでは「軽自動車ってなんで真ん中にナンバーついてないの?」「そういえば軽自動車のナンバーって謎にオフセットされてるよね…」といった声も見られます。
 
 登録車ではフロント中央部に装着されているナンバープレートですが、なぜ軽自動車では左右にズレた位置に配置されているのでしょうか。

 軽自動車のナンバープレートがズレている理由について、国産メーカーの担当者は「ラジエーターに取り入れる冷却風がナンバープレートによって妨げられないようにするためです」と説明します。

 ラジエーターとは、エンジンを冷却するクーラントを冷やすための装置となり、ラジエーターは走行風と冷却用のファンを活用して冷却されますが、気温が高い日の場合、ファンだけではエンジンを十分に冷やすことはできません。

 登録車の場合、エンジンルームのスペースに余裕があるため、ラジエーターをある程度自由に配置できます。

 一方で、軽自動車はエンジン・ミッション・補器類をエンジンルームにすべて収める必要があるため、スペースの問題としてラジエーターを真ん中より助手席側にオフセットして取り付けています。

 そのため、バンパーの真ん中にナンバープレートを取り付けると走行風がラジエーターにしっかりと当たらず、エンジンを十分に冷却できなくなるおそれがあります。

 ラジエーターの正面に障害物となるナンバープレートが来ないよう、各クルマのデザインやラジエータ冷却、エンジン吸気、空気抵抗などを考慮しながらナンバー位置を決めているのです。

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3件のコメント

  1. 写真下のコメントが誤まっています。
    「軽自動車のラジエターは正面から見て運転席側にズレていることが多い」

    「軽自動車のナンバープレートは正面から見て運転席側にズレていることが多い」

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

  2. 軽自動車のオフセットされたナンバープレートは「機能が外見に表れて」て個人的には好きです。
    今後はあまりこだわりもなくなるでしょうが、日産のやってることは何かと高級に見せたがっていて却って貧乏くさく感じます。

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