続くガソリン価格高騰!この年末年始 少しでも燃料代を抑えるオトクな方法とは?
金券ショップで購入したQUOカードを使って給油?
じつはQUOカードはこうした汎用性により、金券ショップに未使用品が広く流通し、額面価格よりも安く購入することができます。つまりQUOカードで給油すると、購入価格と額面価格の差が、実質的な値引きとなるわけです。
具体的な例を挙げ、紹介しましょう。
直近のガソリン価格168.0円(12月8日発表レギュラー1リッターあたり消費税込み全国平均現金価格、石油情報センター調べ)をベースに考えると、1000円で給油できるのは5.95リッターです。
一方、同時期に額面1000円のQUOカードの金券ショップ(東京都心部)での最安値は955円程度です。
つまり同じ1000円分の給油でも、QUOカードを使うことで「45円分」安くなるのです。1万円分の給油なら450円、牛丼一杯分くらいが浮くことになりますから、けっこうなお得感です。
別の角度から、数字を確認しましょう。
同じく額面1000円のQUOカードを955円で購入し、給油した場合、ガソリン1リッターあたりの実質価格は160.44円となり、ふつうに給油したとき(1リッターあたり168.0円)との価格差は1リッターあたり7.56円となります。
これは「会員価格2円引き」「クレジットカードで2円引き」といった値引き額がかすむほどのおトクさであることがおわかりでしょう。
またQUOカードは汎用性があり、ガソリン以外の支払いに使えます。そのためガソリンスタンドで販売するプリペイドカードのように、お金が“寝てしまう”心配もありません。
このようにお得なQUOカードですが、いくつか注意点もあります。
まず「金券ショップで、必ずしも高額面のQUOカードの値引率が高いわけではない」ということです。
割引率が高いのは1000円券、2000円券で、使い勝手のいい1万円券は値引率が相対的に低くなります。額面ごとの値引率をちゃんと確認して購入しましょう。
また割引率の高いQUOカードは人気が高く、いつもそうした価格で手に入るわけではありません。割安と感じたら、多めに買い求めておくくらいの気持ちが必要です。
なお残念なことに、QUOカードで支払い可能なガソリンスタンドは決して多くはありません。
QUOカードが使えるのはエネオスとJA-SSの一部で、エネオスは総店舗数約1万3000店のうち約1000店、JA-SSや総店舗数約4500店のうち500店弱ほどです。
ただこれらの店舗が近隣にある人にとっては、QUOカードでの給油はガソリン代節約の大きな助けになるはずです。一度確かめてみてはいかがでしょうか。
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