2021年12月10日、ホンダは新型「ステップワゴン」のティザーサイトを公開するとともに2022年春頃に発売すると公表しました。
　
　ライバルとなるトヨタ新型「ノア」「ヴォクシー」も12月8日にティザーサイトを公開し、2022年1月に発売すると明かしています。
　
　そうしたなかで、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。

　公開されたティザーサイトでは価格やグレードといった詳細はまだ不明ですが、フロントやサイドのデザイン、インテリアの一部なども公開され、新型ステップワゴンの全貌がイメージしやすくなっています。

　とくに、ヘッドライトのデイタイムランニングランプが特徴的で、大きなL字型のデザインに加え、ウインカーは内側から外側へ流れるシーケンシャル方式を採用しています。

　キャビンは、先代に比べてスクエアを強調したシルエットとなり、SNSでは「昔のステップワゴンみたいだね」「初代や2代目と形が近くなった！」という意見が多く見られます。

　ネット上では、「シンプル」「上品」といった印象を持たれていることが多いようで、かなり好感度の高い1台になっているといえます。

　一方で、新型ノアと新型ヴォクシーのティザーサイトにはまだ情報は多くはなく、フロントのデザインのみが確認できます。

　新型ノアは3眼のヘッドライトに、ボディと同色のグリルが設計されており、高級感溢れるデザイン。

　新型ヴォクシーは大きなグリルと鋭くデザインされたヘッドライトが特徴的な、いかつい仕様となっています。

　そんな新型ノア／新型ヴォクシーとステップワゴンは立ち位置が近い競合車といえ、セグメントやユーザー層などもほぼ同じです。

　ホンダ販売店の担当者も「ステップワゴン購入を検討している人から、比較対象としてノアやヴォクシーといった名前が出ることは非常に多くあります」と話します。

　また、SNSでも「ステップワゴン良いけど、ノア／ヴォシーも良い…」「ミニバンどれにしようか迷走中です」「ヴォクシー買う予定がステップワゴンに揺らいでる」といった声が見られ、3つのモデルで迷っている人も多いようです。

　ノア／ヴォクシーの存在について、ホンダ販売店の担当者は以下のように話します。

「やはり、ノア／ヴォクシーは新型モデルでもステップワゴンの比較対象になりそうです。

　まだ、新型モデル登場が公開されて間もないですが、ノア／ヴォクシーとステップワゴンで迷っているという人もいらっしゃいました。

　ただ、両車ともまだ詳細な価格やグレード、機能などが分からないため、すべての情報が出揃ってから検討するという人が多く見られます」

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　このように、両車とも明らかにされていないことが多いため、まだ具体的な比較をすることはできませんが、従来と変わらずにライバルとして検討されていることは間違いないようです。

　前出の担当者によると、新型ステップワゴンはまだ店頭での見積もりや受注が開始されておらず、販売店でも詳細な情報は確認できないようです。

　一方、新型ノア／新型ヴォクシーは2022年1月の発売が予定されており、現在、先行予約がおこなわれています。

　それぞれのモデルで迷っている人は、このような販売時期の違いに加え、実際に販売が開始された後の納期の問題など、これからの両車の動向に深く注目してみるのが良いかもしれません。