スズキ新型SUV「Sクロス」は8年ぶり全面刷新で屈強さ強調!? 逞しさ表現したタフ顔SUV 2021年末に欧州で登場へ
スズキが2021年11月25日に世界初公開した新型SUV「Sクロス」は、欧州市場で好評の「SX4 Sクロス」が全面刷新したモデルです。どんな特徴があるのでしょうか。
8年ぶりの全面刷新で登場
スズキは、2021年11月25日に新型SUV「Sクロス」を世界初公開しました。全面刷新前のモデルは日本で販売されていた時期もあり、日本のユーザーにとっても馴染みのあるSUVといえるでしょう。新型Sクロスはどんなモデルとして公開されたのでしょうか。
新型Sクロスは、従来「SX4 Sクロス」として展開されてきたSUVが、8年ぶりに全面刷新して登場するモデルです。SX4 Sクロスは日本でも販売されていましたが、2020年に販売終了しています。
一方、スズキはSX4 Sクロスについて「欧州市場を中心に好評を得てきたクロスオーバー車」であると説明。
今回の全面刷新でも、スズキの欧州各現地法人は新型Sクロスのティザー画像をSNSで展開するなど、期待感を高める施策を打っていました。
新型Sクロスのボディサイズは全長4300mm×全幅1785mm×全高1585mm、ホイールベースは2600mm。
外観は、フロントフェイスに大型フロントグリルや3灯式のLEDポジションランプを採用したほか、SUVらしい逞しい印象を与えるよう、フロントグリルやヘッドライトの位置を高く設定しています。
タイヤハウスにはスクエア形状のモールディングを施し、屈強さを表現します。リアデザインも、フロントと同様テールランプやバンパー位置を高く設定したことで、躍動感が演出されています。
内装は、画面サイズ9インチのディスプレイオーディオを採用したほか、車両情報やカメラ映像表示といった運転支援機能も採用されました。
搭載されるエンジン(欧州仕様)は1.4リッター直噴ターボエンジンで、マイルドハイブリッドシステムが組み合わされます。なお、スズキは2022年後半にストロングハイブリッド仕様を新型Sクロスへ追加予定です。
四輪制御技術として「ALLGRIP」を採用したほか、衝突被害軽減ブレーキ、標識認識機能、車線逸脱抑制機能、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールなどの運転支援機能を各種搭載。また快適装備として、大開口サンルーフを設定します。
生産はハンガリーの子会社でおこなわれる新型Sクロスですが、スズキは今後の導入計画について、2021年末に欧州から販売開始し、中南米、大洋州、アジアへの輸出も予定されています。ただし、日本市場への導入に関して具体的なアナウンスはない状況です。
※ ※ ※
日本市場と軽自動車規格のない欧州市場を比較すると、スズキ車のラインナップは大きく異なります。
また軽自動車を除外したとしても、日本市場にある「ソリオ」や「クロスビー」が欧州にはない一方、欧州市場にある「ビターラ」や「アクロス」(トヨタ「RAV4 PHV」OEM車)が2021年11月時点で日本にないなど、独自性が見られます。
それではここでクイズです。
2021年11月時点で、日本市場と欧州市場のどちらでも販売されるコンパクトカーのひとつに「イグニス」があります。
イグニスは2016年1月21日に日本市場で発表され、その後海外展開に至っています。では、イグニスと同じく2016年に国内で発表されたスズキ車として正しいものは、次のうちどれでしょうか。
【1】3代目「ラパン」(HE03系)
【2】3代目「ソリオ」(MA06系)
【3】6代目「ワゴンR」(MH05系)
【4】「バレーノ」(WB02系)
※ ※ ※
正解は【4】の「バレーノ」です。
バレーノは、国内ではイグニスの約2か月後となる2016年3月9日に発表されています。ただし、イグニスが日本を皮切りに展開されたのに対し、バレーノは生産国であるインドを中心に展開され、日本での発表は後発でした。
イグニスとバレーノは、どちらもグローバルに展開するモデルとして開発されたという共通点がありますが、残念ながらバレーノは日本市場では2020年6月に販売を終了しました。
※クイズの出典元:カーデイズ
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