日産が「最強キャンプ仕様」を初公開! 荷台で「テント泊」可能な新型フロンティアを米で発表!

2021年11月2日(現地時間)から米国で開催されている「SEMAショー2021」。日産はどこでもキャンプ仕様ともいえる「オーバーランドフロンティア」の実車をお披露目しました。

新たなキャンプスタイル? オーバーランドってなに?

 2021年11月2日(現地時間)に日産の米国法人(米国日産)は、「SEMAショー2021」にて、新型「フロンティア」をベースとする「プロジェクト・オーバーランド・フロンティア」(以下、オーバーランドフロンティア)の実車をお披露目しました。

まさに「どこでもキャンプ」仕様ともいえるオーバーランドフロンティアとはどのようなモデルなのでしょうか?
まさに「どこでもキャンプ」仕様ともいえるオーバーランドフロンティアとはどのようなモデルなのでしょうか?

 SEMAショーとは米国におけるカスタム&チューニングの祭典で、多くの自動車メーカーやカスタマイズブランドが出展しています。

 そのなかで、米国日産がお披露目したオーバーランドフロンティアは、2022年に発売された新型フロンティアをベースに、米国で流行っている「オーバーランド」をテーマにしたカスタムモデルです。

 アウトドアスタイルのひとつともいえるオーバーランドとは、主にピックアップトラックやSUVの荷台やルーフにテントを搭載し、旅先のどこでもキャンプが出来るというものです。

 元々は、バックパッカーなどが大型トラックなどに相乗りして旅をするスタイルが由来ともいわれています。

 今回、米国日産がお披露目したオーバーランドフロンティアは、ベース車をイチから見直して制作されました。

 オーバーランドでは、より困難な路面状況でも自信とスタイルを持って走れるように設計されています。

 米国日産のマイク・スッター氏は、「プロジェクト・オーバーランドのフロンティアは、NISMOオフロードパーツを使用してこれまで以上の性能を実現しています」と説明。

 そのため、ユーザーがより身近にトライするために市販部品を使ってカスタム出来るNISMOのオフロードパーツが多数採用されました。

 フロント部分には、NISMOヘビーデューティーバンパーを装着。ボンネット後端には、NISMOの4インチドライビングライトが採用され、視認性を高めています。

 また、足元に17インチのNISMOオフロードホイールに加えて、Maxxisのマッドテレーンタイヤ(285/70-17)を装着。マフラーには、NISMOロゴがアクセントとなるマフラーが付いています。

 走破性では、NISMOオフロードパーツとして、サスペンションキットなどを多数採用し、前後2インチのリフトアップを実現。

 そして、オーバーランドとして重要なアイテムには、NISMOオフロードパーツのラインナップとなるベッドラックやルーフトップテントがフロンティアの荷台に装着され、旅先のどこでもキャンプが出来るようになっています。

 また、見知らぬ土地でも安心出来る装備も充実しています。

 車内のインパネ部には全地形対応GPSシステムを搭載することで、自車の位置を正確に把握可能です。

 また、ベッドラックで底上げした荷台部分には、大型ポータブルリチウムバッテリー電源を搭載することで電源確保の心配も必要なくなります。

 なお、今回のSEMAショーでは、トヨタやホンダからもオーバーランド仕様のカスタムモデルが登場しています。

 日産もフロンティアのほかに、「パスファインダー」のオーバーランド仕様もお披露目するなど、米国で流行していることが伺えます。

 また、フロンティアに採用されたNISMOオフロードパーツは、2022年初頭から米国にて販売される予定です。

【画像】まさかの荷台でキャンプ!? タフ顔な新型「フロンティア」の内外装を全部見る(35枚)

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