日産新型「Z」お披露目! 世界に1台の「フグZ」ってナニ? ハリウッド俳優も参戦したイベントがスゴイ
超激レアなR34が会場に展示されていた…その正体は?
●日産「スカイラインGT-R(通称R34)」
アメリカでもっとも多くのスカイラインを扱ってきたトップランクのブースにはR33やR34スカイラインGT-Rが展示されていました。(R34は1999年1月発表なのでJCCSの出展車両として条件を満たしていませんがイベントスポンサーの特別展示車両として飾られていました。)
なかでも世界中で価格が高騰しているR34は、これまで海外に正規で輸出されたことがほとんどないため、左ハンドル車が存在しません。
そこで、アメリカで一般ユーザーが購入し登録するためには「25年ルール」(製造から25年経過した車両は米国保安基準に関わらず右ハンドル車であってもアメリカでの登録が許可される、クラシックカー特別ルール)の適用を待つしかないのです。
1999年1月発表のR34は早くても2022年1月に解禁されます。
しかし、会場に展示されていたR34はなんと右ハンドル。解禁前なのになぜかアメリカで登録されています。
実はR34は、十数台が2000年初頭に新車で日本から持ち込まれ、クラッシュテストなどを経てアメリカでの登録が許可された車両が存在します。
当時、日本人が経営していたモトレックス社によるもので、ワイルド・スピードに登場した2台のR34も同社によって輸入されました。
トップランクUSAによるとこちらのR34はワンオーナーで長年大事に所有されてきた車両とのことです。
そのほか、会場には以下のようなクルマが参加していました。
日産「300ZX/Z31およびZ32」(1989年から継続モデル)
日産「スカイラインR32&R33」(1989-1993年から継続モデル)
マツダ「RX-7」(SA、FC、FD継続モデル)
マツダ「MX-5ミアータ」(NAマーク1 -1989年から1997年)
ホンダ「インテグラ」(1985年から1995年から継続モデル)
トヨタ「MR2」1984年から1999年以降継続モデル
トヨタ「スープラ」(Mk1、Mk2、Mk3、Mk4)
トヨタ「カローラ」AE86、AE92、AE100継続モデル
トヨタ 「セリカ」第4、第5、第6世代継続モデル)
スバル「ブラット」
スバル「インプレッサ」第1世代
ホンダ「ビート」
ホンダ「CR-X」第1世代、第2世代、第3世代
アキュラ「NSX」第1世代
※ ※ ※
また、旧車ではなく、まだ発売前のクルマですが会場には日産新型「Z」が展示されていました。
退出時には、普通にエンジンを掛けてV6ツインターボのサウンドを響かせて走り去っていきました。アメリカでは、2022年半ばに発売を予定しています。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
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